10年継続できて「成功」を経て「道」を歩み続けるということ

  • 2022.04.30
  • 2022.04.30

ミスタロイと「プロバイヤー道」について語り合っていました。ミスタロイとはじめてお会いしてから、かなりの年月が経過してしまいました。あの時は、ミスタロイもまだ40代でしたし、僕もまだ30代でした。お互いに「まだまだ人生これから!」と思っていたのですが。フト気がついて見れば、あっという間に年月が経過して。60歳還暦までのゴールがより近づいて来てしまいました。

まさか、「引退」の二文字について真剣に語り合う日が到来しようとは・・・。僕たちの人生というものは、何も考えずにぼーっと過ごすには長すぎますが、何かを成そうとするにはあまりにも短すぎますね。僕も、まだまだやりたいこと沢山あるのですが、これまでの経験上、安易に取り組み開始の先延ばしができてしまうものは、生涯成すことはできない。と判断するのが正解だと実感するようになってしまいました。

なぜなら、それではいつまで経っても「道」歩むことはできないからです。例えば、ミスタロイが20年の年月をかけて歩み続けた「プロバイヤー道」。今仮にあなたが教わった「設計図」を頼りに取り組みを開始できたとしても、「成功」を経て、「道」になるのが10年先です。

10年継続できて「成功」が基準

あなたには「道」と呼べるビジネスがあるでしょうか?取り組みを開始したものが、「道」と呼べるようになるのは、10年以上が経過してからだと思いますです。まず、大富豪一族マスターヒロさんをメンターとして学ぶ僕たちの一つの基準。「10年継続できて成功」です。逆に言えば、一つのビジネスに、真剣に向かい合い、取り組みを開始して。ゼロイチにり稼げるようになり。「成功」と呼べる領域に到達するまでに、最低でも10年はかかるということです。

仮に今年46歳になる僕が、新たに何かの取り組みを開始するとすると・・・。56歳まで継続できて「成功した」となりますし。そこからようやく「道」の世界に突入できるのです。全く右も左も分からない状態スタートで。教わりながら、学びながら、実行に移しながら、一通りの作業が教材などを見なくてもできるようになるのに、やはり真剣に取組んでも一年はかかりますよね。

2年目、3年目は、できるようになったことを元に、「目標年収1,000万!」など、具体的な目標地点目指して、到着できるようになることに集中します。実際にできるようになれたからこそ明らかになる、ムリ・ムダ・ムラのようなものを一つ一つ丁寧に潰して行くために、師匠に何度も繰り返し質問しながら、「型」の修正を丁寧に加えて行きます。

右も左も分からない、よちよち歩き状態の一年目よりも、ある程度、できるようになった、二年目、三年目の方が、クオリティの向上という部分では、成長するのが早いこと。過去に真剣に部活動などに打ち込んで来られた方なら、ご理解頂ける部分ですよね。高校の部活動なら、約三年間は強制されますが。自由競争のビジネスの世界では、一年目、ある程度できるようになれたところで、「オレ分かった!できた!」と勝手に飛び出して行ってくれる人たちが多い。

そういう方々は、そもそもライバルにすらならないわけですし、そんな彼らが、「修羅の領域」に到達することは、まずありません。しかし、世の中みんなこういうタイプの方々ばかりなら、本当に楽なのですが。現実には、上には上がいて。やはり、分かっているヤツラは、むしろそこから、真剣に学びを深めて来るので。二年目、三年目から、更に真剣に取り組み続ける方々を実質競争のライバルとして定め。お互いに切磋琢磨して、高めて成長させるわけですね。

本当の難しさは4年目、5年目にやって来る

僕も、自営業者として20年継続活動をしていた中で。いろいろなことを経験しましたが。本当に難しいのは、実は4年目〜の継続です。新たに立ち上げたビジネスを、3年以上真剣に継続していれば、否応なしに、ある程度の売上規模にはなるわけですが。残念なことに世の中、全く同じ風が何年もずっと吹き続けることは早々ありません。だから、4年目以降では、変わりゆく世の中に対して、どう、先々を見据えながら、準備や対策を講じながら、変化に対応していくか?

ある程度の売上規模が上がり、仕事にも慣れてきてしまい、油断が発生してしまう時期だからこそ。改めて初心に戻って、真剣に教わり、学んで、実行に移すことが求められます。自営業の世界では、新たに立ち上げたビジネスで、生き残れる方々は5年でたったの10人に1人と言われていますが。3年経過したこの時期にも大きな罠が沢山仕込まれていて。自分を挫折の方へと誘おうとしてくるわけです。

実際に僕もインターネットビジネスの世界を中心に周りを見てきましたが、せっかく稼げるようになれたのに、ダメになってしまう時期が、3年目以降のこの時期でもあります。さらには、最初の三年は、様々な作業をA〜Z全て自分でやることが多いですが。4年目には、獲得した収益を再投資する形で。外注やスタッフの作業代に、「本当に自分が行わなければならない仕事」以外を、第三者に任せることになります。

自分ではうまくできた仕事が、第三者に任せたら、パフォーマンスが大きく落ちてしまった・・・。というのでは、せっかくお金を払って、時間と労力を買っているのに本末転倒になってしまいます。そういう意味では、自分でお仕事をする・・・とは全く別の難しさに直面するのも、この時期だと思います。

第三者に任せようとする時に、なんとなくの感覚でやっていた部分が綻んでしまったりもしますので。4年目、5年目では、自分が学びながらも、教えていく・・・自分以外の第三者と一緒にチームで取り組みながらも。目標に向かって売上・利益を高めることができるか?ここまで遂行できてようやく「一人前」になるわけです。10分の1の「1人」に残ったことを意味します。

6年目〜10年目でも継続できるのか?

6年目〜10年目、次の5年間の「継続」は、さらに難しさを極めます。5年前を思い出してみてください。例えば今年は2022年なので、5年前と言えば、2017年ですね。あの頃と今は、環境は同じでしょうか?

2017年
・トランプ政権発足
・IS、拠点陥落
・マレーシア空港で金氏暗殺

2018年
・米中貿易摩擦
・日産ゴーン会長逮捕

2019年
・天皇陛下即位、元号が令和へ
・ラグビーW杯
・香港騒乱
・英EU離脱

2020年
・新型コロナウイルスの感染拡大
・全小中高 休校要請
・東京オリンピック延期
・菅首相誕生 新内閣発足

2021年
・岸田首相誕生 新内閣発足
・新型コロナ、変異株猛威
・新型コロナワクチン接種開始

・・・直近たったの5年間でさえ世界、日本共に様々な出来事がありました。これから先の5年間でも、僕たちが想像もしなかった、ビジネス環境の変化が発生するかもしれません。そんな中でも、僕たちは自営業者として、家族のため、大切な人たちのため自分のため、生き残り続けなければなりません。問題は、自分自身がサボるだけではありません。外的要因とも言える環境変化は容易に発生します。

例えば、毎年日本から年間150万人も日本人観光客が訪れていたハワイのホノルルでも。突然発生した「コロナ」によって。強制的に観光客が100分の1の年間1万5,000人しか日本人観光客が訪れなくなってしまいました。日本人向けに商売していた方々は、ある日突然、売上・利益がピタリと止まってしまったことになります。日本でも、外国人観光客相手に商売していた方々は。観光目的の外国人が日本入国禁止になって以来。ピタリと売上・利益が止まってしまったのです。

「コロナ」は、社会全体を巻き込む大きな環境変化と言えますが。こういう大きなものでなくても、それぞれの業種・業態特有の小さくも、致命傷を与える環境変化は容易に発生します。例えばインターネットビジネスだけを見ても、

  • iモードは?
  • ヤフオクは?
  • mixiは?
  • Facebookは?
  • アメブロは?

・・・かつては旺盛を極めて、そこで商売していると簡単に儲かっていたものが、今日時点では沈んでしまっているものも多いわけです。そういう意味では、生き残り続けるため高めて成長し続ける。6年目〜10年目というのは、世の中の環境変化という部分を考慮すると継続することは本当に難しいと言えます。現に、最初の5年で、10人に1人になり。次の5年で、残った人たちの中からさらに10人に1人しか生き残ることができないのです。「10年継続できて成功」と言えるというのは納得です。

10年目から先は「道」になる

10年経過して「成功」してから先は「道(どう)」になります。「道」という漢字は「首」と「しんにゅう」で構成されています。「首」は人間を表し、「しんにゅう」は往来を表すそうです。人が物理的に行き交う場所それが「道」です。人が何度も同じことを反復して得た最高の叡智を「道(どう)」と表現されています。例えば、柔道、相撲、空手、合気道、剣道、華道など、様々な「道」がありますが。どの分野でも共通して、10年未満しか継続できてないものを、「私の人生では ◯◯道(どう)を探求してきました!」とは表現しませんよね。

むしろ、「道」の世界では「10年で成功」を経過してようやくルーキー的なものです。「道」につながる形で、よく使われているのが「残心(ざんしん)」です。全ての「道」に「残心」があります。「心を残す、 心を途切れさせない」という意味ですが。「武道」でも、相手を攻める技を繰り出した後でも、敵に備えて保つ心の構えを「残心」と言いますね。僕がたったの3年だけ「かじった」ことのある「剣道」でも、相手の部位に竹刀で叩いただけでは「一本」になりません。

「残心」の無い攻撃は無効とされるのです。しかし本当の「残心」とは、そうした単発の闘いの中だけに求められるわけではありません。「道」を歩もうとする者に日常的に求められることなのです。勝ってもおごること無く、常に次に備え続ける。「道」を歩み続けている限り、最後まで気を抜くこと無く、謙虚に真剣に学び続ける。その領域まで到達してようやく「道」を探求する人となり。その道の「プロ」としての佇まいになるわけです。

だから、「ロイ式」をはじめて3年で月商1,000万を突破したばかりの孔明弟の場合も。20年以上、「プロバイヤー道」を歩み続けたミスタロイと比べるとまだ「成功した」とも言えないヒヨッコ状態ですし。「道」を歩んでいるとも言えません。「道」に向かって、励みはじめたに過ぎないのです。そんな中、ミスタロイが「ロイ式年間プログラム」の「第四期」を持って、技や作法を直接教えることに終止符を打つということになりました。しかし、これは、ミスタロイにとって、「プロバイヤー道」を歩み続けることを辞めたことにはなりません。

引き続きビジネスとして、「プロバイヤー道」を探求する日々は続きます。あくまでも、年齢と労力の問題から、「オフの世界で 直接手取り足取り教える」ということに、終止符を打つことになります。しかし、既存の「受講者」に対しては、「道」へと導くべく、引き続きオンラインを中心にサポートを続けるとのことです。あなたが今何歳なのか?

自営業者として歩むにあたる「道」はあるのか?もしも何も「道」がなかったとしたら、今から新たに挑戦をはじめても、「成功」を経て「道」に突入するのに10年かかるわけですが。そんな中で、もしも「ロイ式」によって、「プロバイヤー道」を目指したいのであれば、5月から「第四期」がはじまるこのタイミングで決断する必要がありますね。

最後の「ロイ式説明会を兼ねたセミナー」を今晩、LIVE形式で開催します。
4月30日(土)最後の「ロイ式説明会を兼ねたセミナー」申込み→ https://kitasociety.com/220430-roi/

翌週の5月3日(火)には、「第四期」最後の質疑応答会を開催します。※「質疑応答会」では「ロイ式年間プログラム」の説明会はありません。説明会を既に受講済みの方々を対象とした「質疑応答会」です。

5月3日(火)「ロイ式」質疑応答会申込み→ https://kitasociety.com/220503-roi/
従来型のミスタロイが直接オフの世界で指導を行う「ロイ式年間プログラム」としては、「第四期」が最後の募集。