2022年「壬寅(みずのえ・とら)年」の意味・傾向と対策

  • 2022.01.02
  • 2022.01.19

新年あけましておめでとうございます!2022年の「壬寅(みずのえ・とら)年」ですね。一般的に日本で言われる十二支と言えば「寅(とら)年」ですが、正確には「壬寅(みずのえ・とら)」です。日本では寅(とら)年は馴染みはありますが、壬(みずのえ)年はあまり馴染みがないと思います。

「壬寅(みずのえ・とら)年」のエネルギーを、皆様の目標、・欲しいモノを手に入れるため・願いを叶えるため「成功=シアワセ」を掴み取るための武器として活用頂くべく、「壬寅年」の特徴や意味の解説に挑戦して行くと共に、そこから想定される、具体的な傾向と対策を情報共有させて頂きます。

個人目標達成に「壬寅年」を活用する

「壬寅年」の「壬」は陰陽五行の五行「木火土金水」で言うと「水行」です。「水行」には、静寂、堅守、停滞という意味があります。そして「壬」は「水行」の中でも陰陽の「陽」です。「陽」には激しいとか大きいといった意味があります。「壬」は、厳冬、沈滞といったことになります。

次に「寅」は、十二支の3番目で、生命の循環で言えば誕生を表しています。芽吹きが始まった状態、暖かくなって土の中で虫が動き出し、春の胎動を感じさせます。大きく成長する意味があります。つまり「壬寅年」のエネルギーを、僕たち個人が活用する時。

「壬」厳しい状況の中でこそ、次の取り組みのための大きなエネルギーが含蓄される。
「寅」今まで準備を整えていたものが、春のように芽吹き、大きく成長する。

陰陽五行の相克関係でも、壬(水の陽)→寅(木の陽)とエネルギーが流れますので。「壬寅」冬の寒さがが厳しい程、春の芽吹きが生命力に溢れるかの如く。従来からの厳しく辛い状況を打破するべく、しっかりと学びを蓄えることで、新しいことに取り組みを開始すると取り組みを開始したことが大きく成長していく・・・そんなチャンスの年になりそうですね!

皆様それぞれの、欲しいモノを手に入れるため、願いを叶えるため、そして「成功=シアワセ」を掴み取るために。「壬寅年」の力を使うことで、目標に向かって確実に、着実に、歩みを進めて頂きたいと思います。次に「壬寅年」の意味、解釈を、もう一段、深堀りして、2022年がどのような年になるのか?推測に挑戦してみますね。◯十干の9番目壬(みずのえ)の意味「みずのえ」は合計「十」ある、生命のサイクルを表す流れの「十干」の中で9番目。季節で言えば冬、厳冬により陰気が極まって逆に陽気が生じる。

この含蓄された陽気によって大地に万物が生じ始める。万物をはらみ始めるという意味があります。また、「壬」という文字は、上に物を載せて工作する鍛冶(たんや)のための叩き台を表す甲骨文字です。壬は任に通じて、任は物を載せて、その負担に耐えることから。・責任を荷なう・任命を受けるという意味が生じました。任にはまた、「へつらう」という意味があります。上にへつらい、下に威張る、意思の柔弱な人を表す言葉です。

1、物を妊(はら)む
2、重い負担に耐える、責任を荷なう
3、上にへつらい下に威張る柔弱な人

壬年の場合、「壬」の意味が非常に大切です。責任のある地位に任命された人が、その重責に耐えて立派に責務を果たすか否によって、物事が良く運ぶか?後退するのか?がかかっています。上に媚びへつらい、下に威張るの方が強調されてしまうと。事態を悪化させ、逆に危険をはらむことになります。故に「壬」の年は、誰に任せるか?任された人がどう考え動くのか?が「要」になってくるわけです。

十二支の3番目、寅(とら)の意味

「寅」は、矢と両手とからなる象形文字です。「寅」の字の真ん中は、手を合わせる、約束をするという象形で、下の八は人を意味しています。両手をもって、矢柄(やがら)の曲直を正す形とみられます。この矢には「誓う」という意味があります。昔の人が、重要な約束事の際、矢を両手に持って誓ったことが由来です。

人が手を合わせて確約する、敬う。そこから派生する形で、「寅」には「つつしむ」「たすける」という意味もあります。この「たすける」ということから、寅には「同僚」、同僚のよしみ、同志をたすけて協力して公害を清めるという意味があります。

2022年「壬寅年」に暗示されること

「庚子年」の2021年は、「コロナ渦」が引き続き僕たちの生活を大きく妨げることになりました。新型コロナウィルスの感染者は、全世界で2億人を超えたようです。そんな中で、米国では、ジョー・バイデン新しい大統領に就任。日本でも、岸田文雄氏が、第27代自民党総裁に就任。新しいリーダーが誕生しました。

2022年の「壬」年は、責任を担う方が、どう考え、判断するか?日本人である僕たちにとっては、米国大統領と、日本の内閣総理大臣がどう考え、判断するのか?そこに対して、同志たちがどのように問題解決するべく協力してとりおこなえるのか?ここが、物事がよく運ぶか?後退するのか?の分かれ目になりそうです。2021年の12月末には新たに「オミクロン株」が登場し拡大を見せて、今なお収まりがつきませんね。

この部分を、トップはじめ「政」を行う方々が、どう考え判断して行くのか?感染防止として閉塞的な策を取るのか?経済を優先させるのか?この判断によって、経済も、国民の生活も、大きく変わってきそうです。ちなみにこれは、お上のお話だけでなく、皆様が経営している会社や家族という組織単位でも「自分=責任者」として同じことなので、完全に他人事とは言えません(笑)。

本当の2021年の「壬寅年」はいつから?

実際に日本では2021年1月1日から「壬寅年」になりますが、四柱推命などで活用する暦上の本来の「壬寅年」は、2022年2月4日からです。認識上は2022年1月1日の「壬寅年」になりますが、約1ヶ月に渡って「辛丑年」→「壬寅年」になる準備を整える期間と捉えるのが良いと思います。

「干支(かんし)」は暦(こよみ)の学問です

「干支」は暦の学問です。本来の「干支」は占いではなく易の俗語でもありません。暦の学問であり暦学の活用的一分野です。長きに渡る人類の歴史的、経験的、実証的な意義が深いものです。西洋では暦学=天文学でも「干支」を重要視していますが、東洋思想では専門的な知識・技術の問題と同時に深い哲学さえも持ち合わせているものです。時を遡れば、狩猟民族から農耕民族になった時代に、人類に規則性が生まれ指導者が生まれ人類にはじめて計画性が生まれました。

年ごとの生産計画とそれに伴う注意点などを予告する至りました。人類の長い年月に渡る体験と思索を元に経験的に帰納して結論をだしたもの「経験哲学」なのです。「干支」それぞれの持つ特徴や意味を深く理解して、活用できるようになると、「干支」を活用した様々な傾向と対策が立てられるようになります。

「干支」の「干が根幹」で「支が枝葉」

「干支」は、生命あるいはエネルギーの発生・成長・収蔵の循環過程を分類と約説した統計学です。「干」は根幹で生命・エネルギーの内外対応の原理「挑戦」に対する「反応」の原理を十種類に分類したものです。「支」は枝葉で生命・細胞の分裂から次第に生体を組織・構成して成長、やがて老衰して破算になり元の細胞・核に還る、生命の一連の流れを十二に分けたものです。「干支」の干が根幹であり支は枝葉であり「干支」で一本の草木や生命体になります。

一般的には昨年の「子年」や、今年の「丑年」など「支」の方が重要視されてますが、実は本来「辛年」や「壬年」など干のほうが大事であり干があってはじめて「丑年」や「寅年」などの支が成立つものです。2022年の「干支」も「壬」の方が大事で「壬」あっての「寅」なのです。合計60通りの組合せで時局の意義があります。これに対処する自覚や覚悟というものを幾千年に渡る歴史と体験を参考に解明し掲示したものです。

根幹と枝葉が発生してから終末・含蓄に至るまでの過程を干を十、支は十二=60年目に還暦になる流れ。読み解けるちょうになると人間の存在や活動における良い考察材料になるわけです。例えば、僕が得意としてる「四柱推命鑑定」に来られた方々の過去の主な出来事「年当て」などの芸当ができてしまうのも。僕に超能力とかスピリチャルパワーとか超魔術とかがあるわけではなく、「干支」をそのまま活用・応用して読み解いてるにすぎません。

以上、2022年の「壬寅年」に関して、目標達成に向けて、個人として活用すること。社会全体、産業全体に影響する「全は一、一は全」として、ひとりひとりが争い事を避けるために意識すること。2つの側面から解説させて頂きました。動画でもお話してますので何度も繰り返し確認下さいね!それでは、2022年「壬寅年」本年度も引き続きよろしくお願い申し上げます!

※動画版:2022年「壬寅(みずのえ・とら)年」の意味・傾向と対策
https://youtu.be/eWQiGZvfPAs