お金持ちの「家」を通じて見る、お金持ち思考と行動パターン – 今日から行動すべき3つのポイント

  • 2020.07.21
  • 2020.07.21

お金持ちの家といえば、郊外や住宅街にある大きな豪邸や、手入れの行き届いた庭、モデルルームのような室内を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、お金持ちの家を外から見る機会はあっても、実際に家の中がどうなっているのかを知る機会はあまりありません。

この記事では、お金持ちが普段過ごしている家の中によく見られる特徴とそこに流れるお金持ち思考、そして家を通じてその思考を身に着ける方法をご紹介します。

お金持ちの家には共通点がある?

お金持ちが全員、豪邸やドラマで見るような素敵な家に住んでいるわけではありません。例えば、世界的な大富豪であるウォーレン・バフェットは、約60年前に購入したごく普通の家に住み続けています。

しかし、外見の大きさや豪華さに関わらず、お金持ちが実際に日常を過ごしている家の中にはいくつかの共通点があるといわれています。それはお金持ちといわれる人々に共通した考え方があり、家にそれが反映されていると考えることができます。

お金持ちの家によく見られる特徴

それでは実際に、お金持ちの家によく見られる特徴を順番にみていきましょう。

無駄なものがない

無駄なものがない、ものが少ないというのはお金持ちの家によく見られる特徴の一つです。「家が広いからスッキリして見えるだけでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。

私たちが普段暮らしている部屋を見渡してみると、最後に使ったのはいつなのかわからないようなものや、「いつか使うかもしれないから…」となんとなく保管しているようなものがたくさんあるはずです。また、仕事や勉強に使うデスク周りも、「手の届くところに置いていた方が便利だから」とものであふれていたりすることも珍しくありません。

お金持ちの家は、こういった雑多なもので空間を浪費していません。本当に必要なものを見極め、それ以外は捨てる・そもそも買わないという傾向があります。そうするためにはビジネスの場でも不可欠である「決断力」や「判断力」が必要です。

手入れが行き届いている

お金持ちの家は、手入れが行き届いていて清潔であるということも特徴的です。「掃除や手入れをしてくれる人を雇える余裕があるからでは?」と思われそうですが、これもまたそうではありません。

もちろん、お金持ちが掃除などを外注している事は珍しくありませんが、裏を返せば「お金を払ってでもきれいで清潔な家を維持している」ということです。

忙しいとつい掃除や家の手入れは後回しにしてしまいがちです。ホコリが溜まっていても、水回りの汚れが気になっても、「忙しいから…」とついつい見て見ぬ振りをした経験のある人も多いでしょう。多忙なお金持ちにとって家とは、オンとオフを切り替えるための重要な場所であり、清潔で快適に過ごせる場所である必要があるのです。この事は次の「リラックスできる空間である」ことにもつながっていきます。

リラックスできる空間である

肌触りの良い絨毯や上質のソファがあって、間接照明でおしゃれな雰囲気で…というイメージをお金持ちの家に持つ方は多いと思いますが、これらはつまり「リラックスできる空間である」というひとことにまとめられます。

誰しも自宅ではくつろげるものですが、お金持ちが目指しているのは「より上質のリラックス」です。自分の好みだけに合わせた最大限リラックスできる空間を持つことで、「そこに行けばリラックスする」「オフモードになる」という無意識の切り替えを意識的にコントロールすることが可能になります。普段忙しく気の休まらないお金持ちだからこそ、瞬時にスイッチを切り替えて十分に休養をとることのできる環境はとても重要なのです。

意外にも賃貸住宅であることが多い?

日本のお金持ち、特にIT系経営者やベンチャー企業のCEOなどに多い傾向として、郊外や住宅街の豪邸ではなく都心にあるタワーマンションなどの高級賃貸住宅に住んでいる、ということがあります。お金持ちなら海外の富豪のように閑静な場所に大豪邸を建てることも不可能ではないはずですが、なぜあえて都心の賃貸住宅なのでしょうか。

その理由は、会社からできるだけ近い場所に住み極限まで無駄をなくすためです。また、流れの早いITやベンチャーでは、状況に合わせて即自分の環境を調節する必要に迫られることも珍しくありません。そういったときのフットワークを軽くする意味でも、賃貸住宅の方がメリットが多いと考えられているようです。

このようにメリットとデメリットを見極め、自分にとって最適な選択肢を選ぶことができる、というのもお金持ちの特徴の一つといえるでしょう。

お金持ちの家に学ぶ、今すぐやるべき3つの行動

お金持ちの家にどういった傾向があるのかを見てきましたが、それぞれお金持ちならではの考え方によるきちんとした理由があるということがお分かりいただけたでしょうか。

家を真似すれば同じようにお金持ちになれるというわけではありませんが、その背後にある考え方自体を身に着けることはお金持ちになりたいと思っている人にとって有益です。

持ち物を整理する

身の回りのをよく見渡してみましょう。使うあてもないのに場所だけを取り続けているものや、処分するのが面倒だから保管しているもの、なんとなく取っておいてあるだけものがたくさんありませんか?

上でも述べましたが、お金持ちは「判断力」と「決断力」に優れています。何が本当に必要なものなのかを判断できない人、いらないものを捨てる決断ができない人がお金持ちとは縁遠くなってしまうのは当然といえるでしょう。

いつも清潔できれいな部屋を心がける

仕事が充実していて忙しくしている人ほど、部屋が散らかっていることが多いかもしれませんが、家は次の仕事のための英気を養ったり、より自分を高めるための勉強をしたりする場所です。

ホコリひとつない部屋を常にキープする事は難しいかもしれませんが、「どうせお風呂に入って寝るだけだから」などと考えず、清潔できれいな部屋にすることを心がけましょう。自宅での時間を今一つ有効活用できないという人にも、サッと勉強に取り掛かれる環境を整えることは有効です。

「オフモード」を真面目に考える

今一つオンとオフの切り替えがうまくできず、家に帰ってからも仕事のことをずっと考えてしまうという人は多いでしょう。お金持ちは切り替えが上手で、今やるべきことに全力を注ぐことができます。もちろん、「自宅ではリラックスして過ごすこと」もそのうちのひとつです。

様々な出来事の結果として「リラックスできた」「ゆっくり休めた」と感じる事はありますが、それはつまり逆にいえば「ゆっくり休めたと思えるかどうかはやってみるまでわからない」ということになってしまいます。

忙しい人ほど、限られた時間で確実に休息をとる必要があります。そのためには、「自宅のここでは自分は完全にリラックスできる」「自宅でこう過ごしている時には自分は休んでいると感じられる」という意識づけを持ち、環境を整えることが大切です。

「家」を通してお金持ち思考を身につけよう

「家」を通じて、お金持ちの多くが気を配っていることや思考についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。

会社の方が過ごす時間が長いという人も多いかもしれませんが、それでも自宅は唯一の完全にプライベートな空間として重要です。これを機に、自宅の環境や自宅での過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか。