「抽象度」が自分の「年収ゾーン」を必然的に決定づける

  • 2020.06.26
  • 2020.06.26

「目標年収1,000万」を掲げ、自分自身の人生に落とし込む際、「学歴・職歴」などとは別の角度から分析することができる。それは「考え方」の「抽象度」。お仕事に取り組む際の「抽象度」の高低によって、必然的に年収ゾーンが決まってくるというリアリティから、僕たちは、目を背けることはできない。一体どういうことなのか?

マスターヒロさん直伝の「図・金融資本主義のリアリティ」をお手元に起きながら、お話を聴いて頂きたい。

◯青色「全てにおいて具体的な指示が無いと動けない状態」

最も低い年収ゾーンにいる方々は、全ての業務に、具体的かつ明確な指示が無いと一切動けない「考え方」の状態の方々。例えば、お弁当屋さんで働いた場合でも、店長「美味しそうに盛りつけしてね!」・・・と指示を出しただけでは、思考が止まってしまい、一切動けなくなってしまう。または、青色:「終わりました~。」適当な盛り付けですませてしまう。

これに対して店長から、「どうして動かないの?」とか、「もっと工夫しようとは思わない?」など、言われたところで、店長が一体自分に何を求めているのかが全くわからない状態。

店長:「梅干しはご飯の真ん中にすこし凹んでいるところがあるから、その上に乗っけてね!ほうれん草はこの位置にこの分量だけ置くこと!」ありとあらゆる部分に対して、100%の指示が無いと「美味しそうな盛り付け」はできない「考え方」の状態。

また、具体的な指示が無いと動けないので、店長からトップダウン的に、上司や先輩が監督・指示し続けてないと、何もやらずに突っ立ってしまう。ゆえに、こういう状態の方々を、労働力として活用する場合は、監視・指示系統がしっかりとした組織を構築することができる。

しかし、この状態の方々が、「コロナ渦」で「在宅」になった場合、周りに誰も
監視員がいない状態なので、いつまでも、どこまでも、さぼるというか、当た前のように、自分の好きな時にしたいことだけをやり続ける。当然、その「考え方」の延長上で、「コロナ渦」の在宅中に何か自主的にビジネスに取り組み、「稼げるようになる」などということは無い。毎日YouTubeやスマホアプリゲームだけをぼーっと眺める日々を繰り返していただけなのだから。

「その日暮らし」毎日生き続けることができるのならば、いくらでも何もしない日々を送ることができる。これを「抽象度が低い状態」と僕たちは位置づけている。

実は、この状態の方々のことを「ダメですよ!」と言っているのではなくて、実際は世の中の大多数を占めている「考え方」の持ち主。しかし、自分の「考え方」と言動は、そのまま年収にも反映される形で、マスターヒロさん直伝「図」で言うと、ピラミッドの底辺であり、最も面積の多い「青色の年収ゾーン」にい続けることになる。

しかし、ミライを想定してみると、この手のお仕事は、技術の進歩が進んで、機械やロボがやった方が、効率が良いので。A.I.やロボティクスが進むにつれて、監視しなければすぐにサボってしまう彼らよりも、文句も言わず、手を抜くこともなく、ただひたすら黙々と働き続けてくれる、ロボの方がコストバリューが高くなってしまった途端、お仕事をロボに奪われることになる。

そして実は、「コロナ渦」で、最も経済的大ダメージを受けたのはこの状態の方々である。「貧すりゃ鈍する、鈍すりゃ瀕する」ことになった。

◯黄色「特定範囲内ではやる気を見せる状態」

平均年収よりも、少し下の「年収ゾーン」にいる方々はどのような「考え方」でお仕事に取り組んでいるのだろうか?「年収」を目的基準にすることは無く、「お仕事のやりがい!」を最も大切にする方々が大多数。

黄色:「このお仕事にはとてもやりがいを感じるので大好きです!」お仕事が上手く「自分のやりたいこと」と合致すれば、与えられた業務の枠組みの中なら、より良くお仕事の成果を出そうと、一生懸命取り組め一面がある。

職場でのお仕事に慣れない内は、黙々と与えられたお仕事のみをこなしているが。職場環境に慣れて来たり、自分が好きな上司の下に就いたり、自分が好きで得意なお仕事ができる環境下だと一生懸命お仕事に取り組んだり、より良い成果を出そうと、創意工夫をしようとする。

一方で、自分が苦手な上司の下で働くことになったり、自分が嫌いで不得意なお仕事に取り組むことになった際、途端に「やる気」の全てを喪失して、思考が止まり、動けなくなってしまう。黄色:「今の職場環境は私には合いません。上司の性格も好きにはなれません!」結果、理想の上司や、好きで得意なお仕事に巡り合うまでは、職を転々とする方々も多い。

しかし、理想の職場・・・良き上司に囲まれて、好きで得意なお仕事に取り組める環境など、遭遇確率は低いので、彼らの多くは、漠然としたお仕事への不満や悩みを常に抱え続けている場合が多い。しかし、「年収基準」にはなれないものの、毎月の生きるための「お給料」は必要だとは分かっているので。

結果的に、不満や悩みを抱えながらも、労働に勤しむ選択をせざるを得ない場合が多い。「コロナ渦」在宅においては、「青」の状態の方々と同じく、職場環境も自宅、直接見てくれる上司がいない。この状態では、仕事に取り組む際の「やる気」は半減してしまい。サボりながらユックリとやったり、やらなかったりの状態で業務に取り組むことになる。

「青色」に続き、この層も、世の中の多数を占めている。しかし、実際にこの「考え方」の層のお仕事は、A.I.やロボの進化と台頭によって、無くなると言われている。

◯緑色「ミションを忠実にこなし成果を出せる」

平均年収よりも上の「年収ゾーン」にいる方々はどのような「考え方」でお仕事に取り組んでいるのだろうか?

課長:「今月はこの作戦で目標売上達成頑張りましょう!」緑色:「はい!頑張ります!」

企画、生産、マーケティング、営業、総務・・・それぞれのお仕事の枠組みの中で、上司から具体的な「勝ち方」を指し示してもらえると、忠実に任務遂行し続けることができる状態。毎日上司が横について、監視をし続けなくても、「営業目標!」「生産管理目標!」具体的に数値化された、ミッションを指し示してくれて、上司が定期的に進捗確認&アドバイスを続けてくれることで、お仕事の成果を上げることができる状態。

しかし、今回の「コロナ渦」において、「在宅」になってしまうと、「営業ができないから・・・」「工場に行けないから・・・」様々な「止む終えない事情」により制限をかけられることで、途端に何もできなくなってしまう可能性が高くなり、ここに陥ってしまうと、大幅に「戦力ダウン」。

さらに会社や上司が「場の雰囲気」を提供し続けてくれない「在宅ワーク」では、「夏休みの宿題後回し」的に、やるべきことを先延ばし続ける可能性も高い状態。ちなみに、A.I.&ロボの進化と台頭が本格化すると、「緑色」の層のお仕事まで、全部代行されてしまうと言われている。

◯橙色「抽象度の高い仕事に自主的に取り組める」

就労人口の3.7%、後もうひと踏ん張りで年収1,000万に届きそうな、ピラミットの上層エリアの「年収ゾーン」の方々はどのような「考え方」でお仕事に取り組んでいるのだろうか?この「年収ゾーン」の方々は、上司:「今月は目標売上10億やって来い!」と言われれば、橙色:「はい。既存のお客さんへのアプローチの強化と、〇〇の名簿から新規のアプローチのためのテレアポ軍団を用意して臨みたいと思います!」

自らの意思で情報を集めたり、人間関係を構築たりしながら、指し示された「目標」の達成までの「プロセス=設計図」を構築。自分だけでなく、周りの人たちを上手に活用しながら、「目標達成」に向けて邁進することができる。「コロナ渦」で「在宅」になったとしても。引き続き上司から「目標」が提示され続けているのなら。誰に監視されていなくても、「サボる」という選択肢は無く、「目標」に向けて自主的に考えながら、取り組み続けることが可能。

「夏休みの宿題」も期日通りに必要最低限の部分を終わらせるのは当然のこと。良い評価を得るべくしっかりと深堀りもする位に仕上げてくる「考え方」なので。間違っても、今やるべきお仕事を「先送り」したりなどはしない。むしろ、必要とあらば、勤務時間関係なく、パソコンに向かって取り組み続けることが可能。

ちなみに、A.I.&ロボ化が進んでも、橙色の「年収ゾーン」のお仕事は、当面A.I.&ロボ代用できないと今日時点では想定されている。一方で、「あなたにとっての「成功=しあわせ」ってなんですか?「自分の人生の道」は自分で決めなさい!」的なさらに「抽象度」の高い、ミッションが与えられてしまうと、突然思考と行動が停止してしまうという特徴がある。

◯赤色「抽象度」の高いミッションに取り組める状態

取締役「上手くやってこい!」
赤色「分かりました!成果を挙げて参ります!」
取締役「中国ヨロシクね!」
赤色「ハッ!御意に!」

金融資本主義のピラミッドの中の最上位。年収1,000万以上就労人口の3.8%。年収2,000万以上就労人口の0.4。ごくごくわずかな面積の「年収ゾーン」の方々は、どのような「考え方」の状態でお仕事に取り組んでいるのだろうか?

彼らは、「抽象度の高い」ミッションが与えられても、それを「察して」上層部が臨む成果を上げることができる。上司からは特に、何の具体的な業務指示の提示や、設計図などの提示などがなくても、「見といてね!」「ヨロシクね!」などの「抽象的」な指示だけで、自分が何に取り組めば良いかを全て把握。

昼夜問わず、自分で人脈などを新たに構築したり、情報を集めてきて設計図を構築したり、多くの部下・後輩・同僚、取引先、お客様など、学歴や職歴も、地位も立場も違う方々と、コミュニケーションを上手に取りながら、「チームプレー」で「成果」へとつなげることが可能。

「コロナ渦」においても、当たり前のように、サボってることなどは無いどころか、「ピンチはチャンス!」的に、多くの方々が停滞している中で、成果を上げることに真剣に取り組み。結果を出し続けて来れる。その上司も、結果の「数字」だけ見るだけで、「後は自由にやっていいよ!」の一言で終わる。会社の経費を、飲食・接待交際費で使おうとも、「盲判」でOK。

ちなみに、「赤色」のような「考え方」の状態は、人間だからできることであり、人間でもごく一部の方がたどり着いた「考え方」でもあり、現状A.I.やロボではできないと想定されている。しかし、仮にA.I.やロボにこれができてしまったら、まさに映画『ターミネーター』の世界になってしまう。汗

◯あなたの今は「何色」の状態?ミライは?

「金融資本主義」のリアリティ「年収ゾーン」ごとの「考え方」の特徴。

青色ゾーン
黄色ゾーン
緑色ゾーン
橙色ゾーン
赤色ゾーン

今あなたは、どの色のゾーンにいるだろうか?そして、将来的にあなたは、どこ色のゾーンの住人になりたいだろうか?当然、世の中の大多数を占めるのが、青色~緑色の大きな台形部分に属している「考え方」の持ち主であり、これが「世の中の常識」である。

勘違いしてほしくないことは、僕は決して、それが「悪い」と言っているわけではない。なぜなら、「大多数が占める=普通」は青色~緑色であり、次に多いのはが黄色。今の延長上で普通の暮らしをして、余生を送り続けたいというのなら、それはそれでアリなのだ。何の問題も無い。

ただし、「年収」もその「考え方」に応じて自ずと決定づけられる。自分の「考え方」に基づく「そのとおりの年収にしかなりませんよ!」というだけなのだから。そこに、本来良いも悪いも無い。

しかし・・・もしも本気で「目標年収1,000万」以上を掲げる場合は、話が違ってくる。「絶対に赤い年収ゾーンに入りたい!」本気で考えるのなら、「普通」の状態では、絶対に到達できない。その際に、本当の意味で、
永続的に、継続的に「赤色ゾーン」にいられる人。「修羅」であり続けたい場合、「儲かる案件ありませんか?」ではなくて、「考え方」の「抽象度」のレベルそのものを、上げていくことが求められる。

そのための「奥義=考え方のプログラム」が、マスターヒロさん直伝の『成功シンドロームOS』の中に凝縮され体系化されている。これが、僕たちが『成功シンドロームOS』を深く、どこまでも深く、繰り返し、繰り返し、学び続けながら、自分を振り返り続けながら、真剣に取り組んでいる理由である。「赤色の年収ゾーン」すなわち、「修羅の領域」の住人であり続けるために。