あなたはどちらを見てますか?「上には上がいる」「下には下がいる」

  • 2022.05.23
  • 2022.05.23

「250分の1」の「1」と「249」の違いはいくつもあります。その中でも、第三者視点で見て、極めて分かりやすい「考え方」の一つに、「1」=上には上がいる「249」=下には下がいるというものがあります。この謎を解き明かすことができると、「お金持ちはもっとお金持ちになる」「貧乏人はなかなか お金持ちになれない」という世の中で起きている現象の縮図のようなものが見えてきます。

上には上がいる

「250分の1」という数字で示せるものの一つに「年収」があります。この場合、「250分の1」は就労人口の0.4%。具体的に言えば、年収2,000万以上の方です。逆に見ると、「250分の249」は、世の中の大多数、年収2,000万未満の方々です。本来であれば、「250分の1」の方々は、就労人口の0.4%ということで、大多数の方々に対して、既に勝っている状態ですので。油断しても良さそうなものなのですが。実はこの領域に必然的に狙って到達されている方々は共通して。「下」を見ていません。この領域に来るとなおさら、何をやっても「上には上がいる」というものが見えてくる・・・ということで。「オレ既にできてます!」というような「自己肯定」的な発言は皆無。

「僕よりもこんなに沢山 上を走っている人たちがいるよ・・・ 僕なんてまだまだ入り口に立ったに過ぎない。」本気でそういう風に考えています。だからこそ、ビジネス・投資・・・何をやっても常に真剣に取り組み、自分がさらに成長できる部分を見いだせたなら、素直かつ謙虚に人の話に耳を傾けていつでも自分を変えようとひたむきに努力を続けます。こういう姿勢で何事にも取り組んでしまうので、常に成長し続けることが出来る。結果的に、ますますビジネス・投資の世界で、結果を出し続けてしまいます。

「お金持ちがもっとお金持ちになってしまう」逆に、偶然のラッキー的に瞬間最大風速に「年収2,000万」に到達した方の場合。「オレは勝利した!オレって天才!」的な感じですぐに勘違いしますので。「上には上がいる」ではなく、「下には下がいる」ばかりが見えてしまい、何かにつけて「マウント」を取ろうとする言動が目立ちます。下の方々と比べて「オレって完璧!」「オレは既に悟った!」的に考えてしまうので。油断が油断を産み。真剣に取組んだり、素直かつ謙虚に学んだりする姿勢を完全喪失。他人の声が耳に届かなくなりますので。フト気がつけば、なにかの拍子に一気に転落して行きます。

自分が地に落ちてからようやく気づけるのですが。「失敗の量だけは誰もコントロールできない」そのタイミングでは、往々にして、戻ってこれない程度の大失敗へと陥る場合が多いです。人生で初めて成功した時なんかは、この病気に陥る場合が多いです。特に偶然のラッキー的に成功してしまった場合。僕自身もお恥ずかしながらのその典型的なパターンに陥ったことがあります。気がつけば、海の底に向かって斜めに沈んで行きました。

僕の場合は、大富豪ファーザー、マスターヒロさんのお陰で、海の底で窒息死する前に、ハッと気付かされ。慌てて水面に水をかき分け泳いでいきましたが。後ちょっとお会いするのが遅かったら手遅れになっていたところでした。だからこそ、良く分かります。これは本当に怖いことです。この病気にかかってしまった場合、病気であることに気づき、真剣に治さなければ、「250分の1」であり続けることはできません。

下には下がいる

「250分の249」の方々に共通していることは。常に自分より下の人達を探して、生きている場合が多いです。全く何もうまく行っていない時には、自信もなく、日陰に身を潜めながらおとなしくしているのですが。何かの拍子に、ほんのちょっとばかしうまく行った位で。「オレは会社でこんなに認められている!」「オレはビジネスでこんな凄いことしている!」同年代や年下で、自分よりも出世・昇進して、上に君臨している人がいても、その御方々のことは「別物」として、勝手に視界から外してしまい。過去から現在まで、歩んで来た自分の道程を、他の誰よりも自分自身が認めようとします。

「オレは、住宅ローンでこんなに素晴らしい自宅を手に入れた」(でも、あなたよりも凄い家に住んでる人いますよね・・・)「オレはこんなに努力して今の地位を築き上げたんだ」(でも、あなたよりも 素晴らしい地位の方いますよね・・・)という形で、自分より上がいる事実には盲目的になり、自分を認めようと働きます。

ほんのちょっと、うまく行った位で、もう「無敵艦隊」に乗っているような気分に浸れてしまうのです。こういう考え方の状態で、何か新しいビジネスに取組んでも。ほんのちょっと他の人達よりもうまく行った位で。すぐに真剣さを喪失して、素直に謙虚に学ぶ姿勢も喪失。常に自分よりも劣っている下の人達ばかりを探して。自分がさもできているかのように、立ち振る舞う傾向があります。

しかし、そういう方々が、うまく行くことは、絶対に長くは続かないので。しばらくしてみると、再び堕ちて大人しくなっているか。ある程度の領域で、高止まりをした状態で、下のできていない人たちばかりを見て生き続けている。どちらにしても、「下には下がいる」と考えて生きている方々が、必然的に狙って「250分の1」の領域に入れることはありませんね。

「ジャイアントキリング」を起こす人

今では「250分の1」の領域で君臨している「修羅」も。22歳を迎えて社会に出たばかりの頃。最初から、「250分の1」に入れているわけではありません。誰しもが、低年収の時代スタートで。後から駆け上がって、「修羅」の領域に到達しているのです。そんな中で、僕がこれまで見てきた、底辺スタートで短期間で「250分の1」に駆け上がった方々を見ていると。「250分の249」の時代から、常に上を見て生きて来た共通点がありました。

周りの大多数の同年代の方々が。ほんのちょっと結果が出ただけで、すぐに下を見て、優越感に浸ったりしている中。ただの一度も「下」を見ること無く。「上」を見続けて生きています。どれだけ結果を出そうとも、「まだまだ僕よりも 上がいるじゃないか!」途中で油断をすること無く、真剣に取り組み続ける。自分が成長して高まるチャンスがあるのなら。素直に頭を垂れて、謙虚な姿勢で学び続ける。途中過程でも、そういうひたむきな態度が全く崩れません。

こういう方々の場合、知らなかったことを知ってしまった・・・。分からなかったことが、分かってしまった・・・。ただそれだけで。短期間で一気に「250分の1」の「修羅」の領域に駆け上がってしまう・・・。つまり「ジャイアントキリング」を起こしてしまう場合が多いです。

例えば、「ケイタ式」に取組んだ、GマカンM田やオーストラリアさんは、僕から見たらこの典型的な方々でした。短期間で駆け上がり、「250分の1」の領域に到達した今なお。その姿勢は全く崩れないので。「ヤバイやつら・・・」と素直に思います。月日が経過しても、全く成長していない方々も多い中。今なお、月日を経る度に成長を続けているのですから。かなり脅威です。こう見てみると、「やり方」の類も確かに大事ですが。やはり「考え方」が全てであるとも言えます。

「根幹」が「考え方」。「枝葉」が「やり方」。当然、僕がメンターとして、教わっているマスターヒロさんは、もっと「やばい御方」です。ビジネス・投資は無敗。もう一通りの「成功=シアワセ」はかなりハイグレードなレベルで全部取っているはずなのに。いまだにスキも油断も微塵たりとも見えません。常に「挑戦者」として、何事にも真剣に取り組み。自分が変われるチャンスがあるのなら、素直かつ謙虚に学び、御自身の血となり、肉となる。

年月の経過と共に差が縮まるどころか、突き放される一方です。全くもって、背中が見えません。「お金持ちがもっとお金持ちになる」この縮図が垣間見えて。貧富の差というものは、年月の経過とともに縮まるどころか、もっともっと乖離してしまう・・・という世の中の現実が見えてきてしまうわけです。さて、あなたはどちらの道を歩んできましたか?これから先、どちらの道を歩みたいですか?「1」=上には上がいる「249」=自分よりも下がいる「やり方」も大事ですが、それ以上に重要なのは、「考え方」です。「考え方が全て」。