エリザベス女王の遺産の「相続税」はいくらなのか?

  • 2022.09.21
  • 2022.09.21

王室資産4兆と個人資産720億

9月19日の故・エリザベス女王の国葬が行われる中。地元メディアが報じたのは、エリザベス女王の遺産についてです。王室の資産は約4超円。さらに、女王の個人資産は720億円にのぼるとのことです。王室の資産約4兆円(約280億ドル)の内訳は、

  • バッキンガム宮殿:約7,025億
  • コーンウォール公領:約1,863億
  • ケンジントン宮殿:約903億

さらに、ロンドンで有名なリージェントストリートの商業施設などからも、不動産収入が発生。これらを合わせると、王室が保有している土地の総面積は、イングランドの土地の1.4%に相当するとのことです。次に、エリザベス女王個人資産約720億円(約5億ドル)の内訳は、

  • バルモラル城
  • サンドリンガムハウス
  • 競馬馬・繁殖馬
  • 個人の株式資産など
  • ジュエリーコレクション
  • 切手コレクションなど

迫力がある資産状況ですね。しかしこれでも、表に公開されているものであって。非公開部分も沢山あるとかないとか・・・。兎に角、世界的なお金持ちであることだけは確かです。ここで話題になっているのが、これだけの膨大な資産を、チャールズ国王へ相続する場合、相続税はどうなるのか?というところです。

イギリスでは通常、一定額以上の資産を相続する場合、40%の相続税を支払う義務があります。兆と億単位のエリザベス女王の残した資産明らかに「一定額以上」となるわけですが。1993年にイギリス政府が決定したものに基づくと、王族の資産が激減することを避けるため、君主への相続税40%支払いを免除というものがあります。

王位継承者など、一定の条件の下で適応されるので、チャールズ国王が相続する場合、相続税を支払う義務が無いようですね。膨大な資産が、相続税無しで次世代に継承される。。オヤっと、気になってしまうニュースでありますね。

英国王室関連「相続税」無しの理由

王族の相続税の免除の背景には、代替わりのたびに税負担で目減りしていけばやがて存続が危うくなるとの見解もあるようですが。確かに、代が変わる度に、40%減してたらすぐに無くなりますね。日本の皇族は、「三種の神器」など特別なアイテム以外はしっかりと相続税払っているとのことですが。その真相は分かりません。

しかし、これは本来なら僕たちピーナッツな庶民も全く同じですね。僕たちが貧乏なのは、第が変わる度に、相続税で現金・資産が目減りするから・・・。と主張したい方々も沢山いらっしゃると思います。現金・資産はただ相続して行くだけでは、三代で消滅します・・・。初代が金持ちになれても、二代目、三代目がダメダメなら、「金持ち三代で潰れる」。僕たちお金に取り組む者であれば、誰でも周知のことだと思います。

しかしこれは、王族の場合は話が違うのです。なにせ、僕たち庶民と異なり、天下の英国の王族ですからね。歴史と伝統には誰も勝てません。しかし実際に、代が変わる度にバルモラル城などが、売りに出されていたら、国としての権威に影響するでしょうからね・・・。フォーブス誌なんかに掲載されているような、世界ランカーな億万長者だったら。「お、バルモラル城が売りに出てるの?激アツ!」即効購入できてしまいますからね。

英国の伝統と格式が、アジア人などに大人買いされまくった日には。それこそ、地元国民が黙っていないと思います。日本でも「京都の町家に迫る存亡の危機、中国人富裕層の土地買い占め」というのが、たまに記事として取り上げられていたりもしますからね。。しかしこれが、英国王室の周りで発生してしまったら大変なことになってしまうわけです。

そういう意味では、「英国王室関連は相続税無しね!」というのは、納得する部分があるかもしれませんね。「生誕ガチャ」で王族や皇族に生まれることができなかった僕たちが悪いのです(キッパリ)。僕たちは、夢や希望を見るのをやめ、現実を直視して。限られた枠組みの中で、出来ることの中から、最大限取り組むことしかできませんからね。

広大な土地が3代もたなかった件

実はうちの母方のひいおばあちゃんの家族は、一時期、大金持ちになっていたようです。といっても、どこかの有名な戦国武将の血を引いてる・・・とかではないですが。今で言う「港北ニュータウン」あたりで、代々農家を営んでいたのです。広大な竹林と農地・・・。ご存知のように、現在では「ニュータウン」として住宅街になってるわけで。かつて農地を売却して、大量の金が舞い込んで来た・・・。

僕が小さい頃は、まだ土地も残っていて、毎週一度おじいちゃんに連れられて、おじいちゃんの実家近辺に遊びに行っていたのですが。所詮は農家出身の一族。税金対策など、誰も考えていませんでしたので、代を経る毎に見事になくなり。おじいちゃんが95歳でお亡くなりになった時。うちの母は、角砂糖分の土地も相続としてもらえませんでした。

つまり、広大な資産性の高いエリアの土地は、わずか数代を経て見事に消滅したのです。僕の両親との食事などで、その話が出た時に「もったいね〜」と思いましたが、これが庶民の現実ですね。しかし、別に僕は生まれながらに貧乏ではなかったですが。お金持ちでも無かったので。先祖様からの相続に一切頼ることなく、ハングリー精神に満ち溢れた人生を送ることができたので。結果的には、何も相続される一財産など、無くて良かったのだと思います。

けれども、大富豪一族マスターヒロさんから教わった、「成功の継続のヒミツ」に基づくと。子孫末裔まで継承すべきことは、「現金・資産」そのものではない。「現金・資産」も相続するかもしれないけれど。それ以上に、何をやっても狙って成功し続けることができる。「成功論」そのものが、重要であるということ。自分たちも、その子どもたちも、そのまた子どもたちも。

「成功論」に基づいて、ビジネス・株・不動産、何をやっても狙って成功し続けることができれば。「現金・資産」を相続しようがしまいが。いくらでもその代が、「成功=シアワセ」に生きることができ得る現金・資産を、その次代に合わせた方法で新たに創り上げることができる。こうすれば、僕たち庶民でも、「相続税」などに、一喜一憂することなく。成功し続けることができるわけなのです。これこそが本当の「相続」であり、「継承」であるのだと理解し、僕の目はキラリ★と光ったわけです。

「成功=シアワセ」になれる力そのものの「継承」

よくお金がある御方々との食事会などの中で、「相続税」の対策について、なんとか法人を活用したり、うんちゃらしたり、というお話が出て来たりしますが。当然僕も、「相続対策」というのは、「設計図」として頭に入った状態で、色々な準備や想定をしていますが。しかし、今日時点での優先順位は、いかに子どもたちに「現金・資産」を残すか?ではなく。大富豪一族直伝の「成功論」とも言える、『成功シンドロームOS』を継承するか?という部分です。

仮に、沢山の「現金・資産」を子どもたちに継承したところで。子どもたちにその「現金・資産」を、活用できえる「成功OS」が備わっていなければ。「お金持ち三代で終わる」的に、「飛んでイスタンブール」なことをしまくって、あっという間に消滅させてしまうことになります。

大王製紙前会長(三代目)の『熔ける(幻冬舎文庫)』を購入して読ませて頂きましたが。幼少時代、1,200坪の屋敷で過ごし、42歳で本社社長就任しても。カジノでアッサリと、100億以上の金を溶かせるんだ・・・。と素直に驚きました。ちなみに、僕が関東某県で購入した1,700坪の石垣に囲まれた土地建物こと「真田城」も、元々は、その県下1、2、3レベルの長者の屋敷の跡地でした。

しかし、2代目がめちゃくちゃ道楽好きで散財しまくり、該当の土地以外は、全部消滅したようです。そして、3代目から僕が購入させて頂くことになったわけですが。つまり、現金・資産などを何億、何十億「継承」しようとも、継承する相手の「考え方=脳のOS」が備わっていなければ。「継承」後、たったの数十年も経たずに、アッサリと消滅してしまうわけなんです。

しかも、第三者から与えてもらったものに、「自らの意思と力で 狙って獲得した喜び!」は味わえないわけですから。そうした、人生の喜びを、子どもたちから奪ってしまうことにもなるわけです。だからこそ、現金・資産も「相続」として子どもたちに継承するかもしれませんが。もっとも大事なのは、自らの意思と力でそうしたモノを狙って勝ち取れる力。「成功=シアワセ」になれる力そのものなんですね!