「法人税」の増税に備えた対策「株式投資家」への本格シフト

  • 2022.12.20
  • 2022.12.20

「法人税」を令和9年(2027年)時点で今よりも4〜4.5%上げになると、先週一斉に報じられました。「法人税」が上がるということは、僕たち会社法人を営む自営業者にとっても、大きな影響を受けることです。

背景としては、日本政府が16日に閣議決定した防衛力整備計画で、台湾情勢、北朝鮮のミサイル発射、ロシアのウクライナ侵攻という中で、弾薬など、継続戦闘能力の大幅な拡充や、他国に遅れを取らないための開発・調達に相当の資金が必要とのことで。今後5年間の防衛費をGDP比2%にあたる、合計43兆円とされたこと。

前回の計画の1.5倍以上で歴史的な増額計画となったとのことですが。その財源に、復興特別消費税、たばこ税、そして、「法人税」が充てられるということが発表されたのです。僕たち自営業者に直接関わる「法人税」の増税では。本来の税率を変えず、納税額に一定の税率を上乗せする「付加税方式」を採用する案が示されています。

最終的な目標は、令和9年(2027年)時点で今よりも4〜4.5%アップとなるようですが。2024年度から段階的に増税して行く方向で調整しているとのことです。日本の法人税・・・僕がフラフラと旅しているような、海外諸外国のものと比べると、既にかなり高い状態ではありますが。さらに、上がっていく方針とのことで。今後、日本で会社法人を営む中小零細企業の自営の社長としても。より一層の、対策と準備が求められることは間違いありませんね。僕たちが常日頃研究を続けている「大人の経営学」の重要性がより一層増して来そうです。

資金をどうやって減らさずに増やすのか?

僕たち自営業者にとって、大切な資金を、「ビジネス」で増やすのか?「株式投資」で増やすのか?これは、常に考え続ける必要がある課題ですね。資金を、自分が社長として行うビジネスで増やす。メリットとしては、1,000万程度の「資金」であれば、「ロイ式」「ケイタ式」に代表される、「物販」などの、より安全で確実で、人員も場所もそれほど必要の無いビジネスモデルで。確実に高い利回りを出し続けられること。

例えば、「ロイ式」では、1,000万程の資金を在庫に変えて持ち続ける資金力があれば。毎月100万円の利益を出し続けることはそれほど難しいことではありません。つまり、月利10%、年利120%。1,000万の資金を約1年で倍増することができるのです。ただし、デメリットとしては、1,000万以上の資金を活用しようとすると。今度は逆により多くの人を雇うことが必要になったり。逆に運用効率面という部分では、落ちていく。

結果的に、適正在庫料で、程々の売上・利益を維持継続していた方が。利益率という面で見ても、効率が良いし、ご時世が変わったりなど有事の際にも対応が容易で安全と言った面もあります。今日時点では、「円安・ドル高」トレンドで、同資金量あたりの利益率が高く、利回りが高いのは、「ケイタ式」になっていますが。基本的な部分はそれほど変わりません。

こちらも、1,000万未満の資金であれば、非常に高い利回りでビジネスの収益を獲得し続けることはできますが。1,000万以上の資金を活用しようとすると、逆に効率が悪くなります。しかし、法人税が増税されて行くと、せっかく多額の利益を出せたとしても、沢山納税することになりますので。

ビジネスを営む社長という立場から見ると。売上・利益を高めることの意味と価値が、より希薄化することになります。すると、多額の資金が活用できて、利益もしっかりと出せて、より税率が安いものは?と考えると、「株式投資」の意味と価値がより増して来ることになります。

「法人税」の増税で価値が高まる「株式投資」

2024年〜随時法人税の増税が始まっていくとのことですので。それまでに、資金を「株式投資」で減らさずに増やす・・・という技術を、習得しておくことが必須であると想定できます。なぜなら、「株式投資」では、今日時点において、利益をどれだけ沢山出したとしても、税率はたったの約20%。法人税と比べても、所得税と比べても、圧倒的に安い税率です。

さらに、「株式投資」は、自分たちが営むビジネスとは異なり。1,000万以上どころか、1億でも10億でも、どれだけ活用する資金が増えたとしても。活用する際の手間そのものが増えるわけではありません。

「株式投資」では、100株購入しても、1,000株購入しても、手間そものもが増えることはありませんので。実質、僕たち個人ごときが持ち得る資金量程度であれば、「青天井で活用できる」と言っても過言ではありません。手間もかからず、税率も安いとなるので、やはり「法人税」が増税されればされるほど。「株式投資家」としての活動で成功できるかどうかが、明暗を分けることになりますね。

ただし、「株式投資」のデメリットとしては。「株式投資」に活用できる資金量が小さければ、利益の絶対額が小さくなってしまいます。例えば、1,000万の資金を年利30%で運用できたとしても。利益はたったの300万。約20%引かれれば、手元に残るのはたったの240万。日本の平均所得約415万にも届かないわけなので。これでは、「株式投資」からの収益だけで人並みに生活することも厳しいです。

だから、1,000万程度の資金しか活用できない状態であるのなら。「株式投資」だけで、生きていくというのは極めて困難なことになる。するとやはり、1,000万程度の資金力しか無いのであれば、実行する際の手間暇はかかったとしても、年利100%以上で回せる「ロイ式」「ケイタ式」などの「物販」ビジネスで活用した方が、賢明と言えます。

『バトンタッチ大作戦』

「物販ビジネス」1,000万の資金未満なら、年利100%以上の高利回りが実現可能、しかし1,000万以上の資金を活用しようとすると利回りが下がる「株式投資」1,000万以上の資金でも青天井で活用可能しかし1,000万程度の資金であると本業として生活できない以上の2点を考慮すると。理想的には、法人税の増税に向けて。いかに「ビジネス」で資金を増やしながら。2024年〜2027年の法人税増税に合わせて、「株式投資家」へとシフトして行く計画を立てていくことがベストの流れになると思います。

5年〜10年に、ビジネスを営む、「労働者経営者」という立場で頑張りながら、「会社法人」と「銀行融資」もうまく組み合わせながら、「資金」そのものを増大させて行く。「株式投資家」として、自分以外の第三者が社長として営む企業に、株式市場を通して、投資をして行く「株式投資家」へのシフト。僕たちが名付けた『バトンタッチ大作戦』の意味と価値がますます高まって来ることが理解できるわけです。

僕も今日時点では46歳。5年後には51歳、10年後には56歳。年齢的にも、「株式投資家」への本格的なシフトというのは、ちょうどよいタイミングだと思います。幸い僕たちは、メンターである大富豪マスターヒロさんから、初代大富豪ファーザーから紡がれる「無敗の株式投資法」の「設計図」を教わり。最近では、メンバー同士でも、「テンバガー株」の研究をはじめとした、「投資し得る」会社を研究を深められるようになって来た状態。

「株式投資」で活用できる「資金量」を高めると共に。大切な資金を「株式投資」で減らさずに増やす。この部分の精度を、とことん磨いていきたいと思います。ちょうど数年後に、法人税の増税が控えていますので、特に2023年〜は、皆さん「株式投資家」への昇格に対して、真剣さにより拍車がかかると思います。