世界のイチローが日本人初のメジャー球団殿堂入り(祝)

  • 2022.08.31
  • 2022.08.31

「イチローコール」マリナーズ殿堂入り

米国シアトル発で、嬉しいニュースが駆け巡りました。日本生まれの日本人でありながら、米国大リーグ、シアトル・マリナーズなどで活躍したイチロー※(48歳)の同球団殿堂入り式典が、8月27日、試合を控えたシアトルの本拠地球場で行われました。※あえて「イチロー」と敬称なしにさせて頂きます。

世界の「イチロー」なので!日本人選手として初のメジャー球団殿堂入りを果たしたことになります。式典には弓子夫人や元チームメートたちも出席。スーツを身にまとったかつてのスター選手に対して、観客総立ち状態で、「イチローコール」が送られたのです。

現在、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローは、「引退した後も、野球とシアトルのことを忘れた日は無い。私にとって野球は永遠の魂。これから先も、ファンの皆さんとマリナーズのために全力を尽くしたい(英語)」とジョークを交えながら英語でスピーチ。贈呈された記念ジャケットに袖を通し、たおやかな笑みを浮かべました。松坂大輔やエンゼルスの大谷翔平選手もビデオメッセージを寄せて。

世界の大谷「小さい頃から目標にしていました。おめでとうございます!」と祝福。この一部始終には、イチローとほぼ同年代の僕(46歳)としては、胸に込み上げて来るものがあります。米国シアトルは、「地下ソサエティ」の記念すべき第一回目謁見からのメンバーでもある。盟友、ミスタダイスが複数のラーメン店を営みながら拠点としている地でもあり。(※真田孔明のYouTube参照)

「コロナ禍」直前、大富豪ファーザーと、「地下ソサエティ」のプラチナ仲間たちと一緒に訪れ。Amazon本社、スターバックスコーヒー本社などを見学しながら。ミスタダイスの経営しているしゃぶしゃぶ屋(現在売却済み)で、宴を行いました。その時点では、「イチロー選手」が引退して約半年が経過していましたが(2019年3月22引退)。僕も一緒に同行した妻と共に、マリナーズ球場に訪れ、球場壁面に描かれた「イチロー選手」のイラストと一緒にパチパチ記念写真も。「コロナ禍」直前に、現場を見てきた僕としては、かなりの臨場感を抱くことになりました。

イチローに励まされた海外生活

僕がはじめて海外に移住したのが2003年。イチローは、僕の2年前に海外に出たので、イチローと僕は、全く同じ年齢の時に、海外に進出したことになります。僕はサラリーマンとしての転勤でしたし。知名度も到底足元にも及ばないピーナッツ状態でしたが。海外に飛び出し、世界を相手に営業&マーケティングの活動を開始したばかりの頃。米国での「イチロー選手」の活躍を聴きながらも、大いに励まされた思い出があります。

野球とビジネス種目は異なるものがありましたが。イチローが日本を飛び出し海外を舞台に野球に取り組む姿勢のようなものは、参考にさせて頂きました。お陰様で、サラリーマンとしての活動でも8年間に渡り連続で歴代レコードを更新し続けましたし。副業ビジネスとして、新たに取り組みを開始した、インターネットビジネスのフィールドでも。「億り人」に到達する程の僕個人にとっては成果を出すことができました。

しかし、野球だけではなく、経済面という部分でも、資産200億以上、メジャーリーガー歴代3位の大富豪へと伸し上がってしまったイチローに比べ。僕は未だに、無名のピーナッツな状態であり、海外と言っても、南国を中心に、リュックサックにパソコン一台搭載して、バックパッカーのような感じで、フラフラと旅をして回っているだけ。イチローのような、世の中に影響を与える程の偉業を成し遂げることはできませんでしたが。それでも、約20年の海外生活の中で、海外で活躍する日本人であるイチローの存在は、ニュースとして掲載される度に、確認して来た経緯があります。

そんなイチローが、今回日本人選手として初のメジャー球団殿堂入りを果たすことになったことを知り。海外に出たばかりの、あの頃の日々が蘇ると共に、胸に熱いものが込み上げて来てしまうのは、ある意味当然とは当然と言えます。イチロー「Three of my first teammates are here. Edgar, Dan and Jamie!」

イチロー選手の後継者「フリオ・ロドリゲス」

イチローと弓子さんの間には、お子様はいらっしゃいませんが。今日時点のイチローには、「愛弟子」と言われる選手がいます。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が、MLB公式の最新版の有望株ランキングで全体3位につけたフリオ・ロドリゲス外野手です。全米での注目株に急浮上している選手なのです。

フリオ・ロドリゲスは、2017年16歳の時、マリナーズと契約を結ぶと頭角現しはじめました。東京五輪では、ドミニカ共和国代表に選出され、打率.417、1本塁打、4打点と活躍。昨季はマイナーリーグでA+とAAの合計74試合で打率.347、13本塁打、21盗塁と、マイナーでは「無双モード」になっていました。現在21歳のフリオ・ロドリゲスの毎日のキャッチボール相手を務めているのが、イチローなのです。

キッカケは2019年に、春季キャンプで、フリオ・ロドリゲスがイチローに、写真撮影をお願いしたのがキッカケとのこと。そこから、師弟関係がスタートしたとのことですが。イチローが選手引退後マリナーズの会長付特別補佐件インストラクターを務めた後も、イチロー選手は、フリオ・ロドリゲスのインストラクターになったとのことです。

そして、イチローの殿堂入りの前日まさにバトンタッチしたかの如く、マリナーズは、今年4月にメジャーデビューを果たしたばかりの、フリオ・ロドリゲスと、18年4億7,000万ドル(645億円)との超大型契約。イチローが殿堂入り式典前日の8月26日に発表されたのです。マリナーズ球場での試合に合わせて、

  • 8月26日:フリオ・ロドリゲス超大型契約発表
  • 8月27日:イチロー球団殿堂入り式典

・・・ということで、チケットは瞬間蒸発したかの如く完売。当然球団側が狙ってやっていた一大イベントと思われますが。セカンド流通でもチケットが高値で取引されていたとのこと。1万個以上用意された、「お一人様1個限定イチローフィギュア」も長蛇の列で完売。ミスタダイスも子どもたちと一緒に並んだことで、3個獲得されたとのことです。

イチローは「規律正しい」

ちなみに、熱狂的なマリナーズファンでもあり、イチローがラーメン屋に訪れ、95点の評価をつけた、ラーメン屋オーナーでもあるミスタダイスの、現地ならではの裏情報ですが。これまでも、イチローに「弟子入り」を熱望された選手は沢山いましたが。誰一人として、イチローの訓えについて来ることができなかったようです。誰も、イチローの言った通りにやらない?やれない?続けられない?その中で唯一、フリオ・ロドリゲスだけが、イチローの訓えを、しっかりと理解して、真剣に取り組み続けたとのことです。

球団殿堂入り式典に先駆けて、マリナーの公式ツイッターは、「イチローをひと言で表すとしたら」というインタビューを関係者に敢行。他の選手たちが、「GOAT(市場最高)」「レジェンド」「電撃的」などという答えが多い中で。フリオ・ロドリゲスだけが、「規律正しい」と、全く違う回答をされていました。これに対してイチローファンたちからは、「フリオが史上最高の答え」「フリオが的確」「フリオのコメントが鳥肌もの」というコメントが寄せられていました。

実際に、イチローも、フリオ・ロドリゲスに対して、イチロー「足が速いとか打つのがうまいとか守備がうまいとかたくさんいますし見てきました。でも162試合を戦うために、毎日同じことを続けられる能力を持っている選手はごくごくわずかしかいないというのが、僕の経験からの1つの結論。フリオはそれを既に持っているし、おそらくこの後も続けるだろうと想像させられますね。」とコメントされています。

「僕ができることを 全部やってあげたいという気持ちですね」とまでイチローに言わせているのです。「なるほど・・・」改めてイチローと他の選手たちとの違いというものが、見えてきます。また、フリオ・ロドリゲスが、イチローの愛弟子になれた理由も浮かび上がって来ます。これは、僕たちが取り組んでいるビジネス・投資の活動でも、共通項があると思い、ミスタダイスと共に熱く語り合っていました。改めて、「イチローマリナーズ殿堂入りおめでとうございます!」