これからの時代生き残る稼ぎ方は原点回帰の「昭和」にあり!

  • 2023.03.25
  • 2023.03.25

これから先の5年〜10年先を見据えると、「パソコン」パチパチだけで完結・・・的なビジネスモデルだけだと、非常に危険です。あえて、対面・対人の要素が入る、「昭和」的なビジネスモデルを導入しておくことが重要です。

そんな中、「ロイ式」は、メーカーの商品を、対面・対人で商談して。ネット上のプラットフォームを通して販売するという。理想的なビジネスモデルと言えます。なぜなら、パチパチだけで完結してしまう効率的過ぎるビジネスは。「超スマート社会」においては「AI」などを駆使した巨大資本の大企業に飲み込まれて、淘汰されてしまう恐れがあるからです。

1989年、平成元年、日本「世界の時価総額ランキング」ベスト50を占拠。世界一の経済大国になりました。そう、たしかにあの頃の日本はダントツで「世界一」に輝くことができたのです。けれども、その後「平成31年(2019年)」までの約30年間。そして、元号がさらに変わって、令和元年(2019年)〜令和5年(2023年)の約4年間を経て。今では、米国に抜かれてしまい。日本の企業はベスト50位から姿を消すことになりました。

この間、一体何が起こったのでしょうか?それは、米国による「情報社会」の独占です。日本は「情報社会」へのシフトに完全に乗り遅れてしまい。いつの間にか、「情報社会」の根幹部分のA〜Z全てを、完全に米国企業に抑えられてしまって。「情報社会」から追い出されてしまったのです。

今の日本はどういう状態かというと。例えば、40mほどの大きな「モミの木」があったとして。「もみの木」そのものは米国企業各社。日本企業はクリスマスツリーとして飾るオーナメントという感じ。根幹は全て米国、周りの期間限定の装飾物の一部が日本。そんな感じで、米国に頼りながらも「情報社会」の恩恵に預かっている状態なのです。

根幹が抑えられてしまっているということは。「情報社会」が続く限り、根幹と装飾物がひっくり返ることは絶対に起こりようが無いですし。「情報社会」からさらに進化を遂げた、「情報社会」を土台として形成された「AI・ロボ・IoT」を中心とした「超スマート社会」においても。この図式は絶対に変わりません。

今さら、「情報社会」や「超スマート社会」が無くなることはありませんし。むしろこれからさらに進化成長を遂げることになりますので。日本がこれから米国を超えて躍進するということは、100%以上あり得ないということが分かりますね。こうした世の中で、僕たち中小零細な個人が、ビジネス活動の中で、どうやって身を置くのか?ミライを想像しながら、改めて真剣に想定する必要があるわけです。

「情報社会」何をやっても稼げた時があった

米国に完全に占拠された「情報社会」ですが、それでも最初の頃は、僕たち中小零細な個人にとっても、美味しく稼げるスペースが沢山、沢山ありました。例えば僕の場合、2004年からインターネットビジネスを開始したのですが。あの頃は、右を向いても、左を向いても稼げる案件ばかりで。これから始まる、「インターネット」の世界に、ワクワク、ドキドキ、胸をトキメカせていました。

始めのころは、日本初のプラットフォームも次から次へと出て来て。新たに出現するそうしたプラットフォームに、足をかけておくだけでも、個人としては十分過ぎる程の収入を容易に得られたものです。ところが、Amazon、Facebook、Google、YouTube、Twitter、Instagram・・・米国発のプラットフォームが台頭すると共に。米国系プラットフォームと連動した細かい各ツールも、米国発で出てきて。フト気がつけば、ありとあらゆる日本生まれのプラットフォームもツールも衰退。いつの間にか、周りがほとんど、米国系のプラットフォームやツールになってしまいました。

僕たち中小零細な個人としては、それが日本発であろうが、米国発であろうが、活用することで売上・利益が上がり続けるのであれば気にすることではないのですが。今ではA〜Z全てが米国発のもので。日本発のもので、現在進行形で使っているのは、「LINE」位ではないでしょうか?ところが、2023年に入って様子が一変する変化が起こりました。それは、「ChatGPT」の登場です。

今までは、「AI」と言っても、所詮は意味が分かりそうで分からない、中途半端なリアクションしかできず。「AI」が人間に勝てるなんてことは当分起こらないのでは?とも思っていたのですが。「ChatGPT」の登場と台頭によって、既に今日時点においても、AIが驚異の進化成長を遂げていることを実感させられたのです。

中小零細な個人が「情報社会」から追い出される日

「あれ、僕たちの仕事 無くなっちゃわないか?」そう思った方は、多かったのでは無いでしょうか?「AIとロボが人間の仕事を奪う」とは良く言われていましたが。「そんなのまだまだ 先のことだよ!」と思っていた最中に、「ChatGPT」が降臨。

まるで、メガネをかけた天才クンが秘書になってくれたかのように。僕たちが投げかけた問いに対して、あまりにも流暢に回答をスラスラと返してくるのです。早速僕も、物販ビジネスや、動画作成などのシーンで、「ChatGPT」を活用させて頂いていますが。お陰様で、多くの部分で「完全自動化」ができてしまっています。

流石にこの文章は、僕が直接書いていますが(笑)。今まで、数時間は要していたであろうお仕事が、わずか数分間に短縮。「おおお!超便利!」しかし、ここでフト我に返って考えることは。巨大資本な企業が、「ChatGPT」のような、高性能AIを本格的に使いこなせるようになってしまうと。インターネットを中心とした、「情報社会」から、僕たち中小零細な個人が、完全に追い出されてしまうのではないか?ということです。

コレまでであれば、大企業に勤務する、高学歴かつ高収入なエリート社員たちでは。あまりにも効率が悪くて、手が行き届かなかった部分。そこに僕たち中小零細な個人が、ビジネスマンとして生き残り続けられるスペースが存在していたのです。

「情報社会」において米国企業が根幹を全て抑えてしまおうとも。僕たちには関係なく。こうしたニッチでナローなスペースで陣取り、結界をはっておけば、滅茶苦茶沢山稼げる・・・とまではいかなくても、僕たち中小零細な個人が、シアワセに生きれる程度の稼ぎを捻出することはできたのです。

あえて「対面・対人」要素を導入して守る

けれども、「ChatGPT」が降臨して数カ月間色々遊ぶように使ってみて分かってしまったことは。仮に大企業が、「ChatGPT」のような、次世代AIを本格的に使いこなせるようになってしまったら。今まで手の届かなかったニッチでナローな部分にまで、ボタン一つのオート的に隅から隅まで侵略が可能になってしまうという未来。上場企業の場合は、株主たちがギラリと目を光らせていることもあり。宿命的に右肩上がりの売上・利益を求め続けられてしまう。

すると、大きな湖だけでなく、こうした小さな池程度の大きさのスペースだったとしても。背に腹は代えられず、ニッチでナローなスペースでも、侵攻してくると思うのです。「ChatGPT」のような、高性能AIの台頭によって、大企業に務めるエリートサラリーマンたちが、自らの手足を動かさなくても、ポチリとボタンを押すだけで、征服できてしまうというのなら、逆にやらないわけがありません。

「情報社会」によって、インターネットを中心に便利な世の中になった「平成」の約30年間。僕たち中小零細な個人であったとしても、パソコン一台でパチパチ、時間と場所に囚われることなく、国内でも海外でもどこで稼ぐことができる。オフィスも従業員も要らない、少資本、小規模によって、高利益も実現できてしまう。「ノマド」的なワーキングスタイルとも言える新しい「起業」の形が誕生したわけです。

ところが、「令和」に突入して、本格的に台頭し始めた、「AI」などの技術が、今後さらに進化成長することによって、「情報社会」から、中小零細な個人が追い出されてしまうミライがリアルに想定できてしまうのです。「情報社会」と「超スマート社会」の融合によって、これからインターネット上から、少資本の中小零細な個人は、次から次へと淘汰されてしまうことが火を見るより明らかだと思います。

そんな時代に、僕たちがビジネスマンとして生き残り続けるためには。あえて「昭和的」な要素が含まれた部分を武器に、インターネット上で守りながら闘うことが賢明です。その筆頭に挙げられるのが「ロイ式物販」のビジネスモデル。「工業社会」で洗練された日本のモノづくりを武器に日本のメーカーが商品を創る。メーカーの商品を、対面・対人の交渉を経て仕入れる。

仕入れた商品を、ネット上のプラットフォームに出品して販売する。単にネット上で商品を販売しているだけでは、加速度的に進化成長を遂げるAIを駆使した巨大資本によって淘汰されてしまいますが。「昭和」部分だけは、守られ続けるのです。

5年〜10年先を見据えた時、自分が営んでいるビジネスモデルの中に「昭和」的な要素が含まれているかどうか?ここが生き残れるかどうかの分かれ目になると思います。「情報化社会+超スマート社会」が進めば進むほどに、「昭和」的な要素が鍵となる「ロイ式物販ビジネス」を営む意味と価値が高まると思われます。