学習塾に通わせても「子どもの教育」は上手くいかない

  • 2022.01.25
  • 2022.01.25

「子どもの教育」と言うと「学習塾・予備校」というものが必ず話題に出てきます。中学受験、高校受験、大学受験、どこの学習塾や予備校に子どもたちを通わせるか?今では、全国展開している学習塾や予備校も多く。どこの都道府県に住んでいても学習塾や予備校に通える状態ではあります。けれども、僕たち子どもたちを持つ両親として。必ずしも学習塾や予備校に通わせれば、偏差値の高い有名学校に合格できるようになるわけではないし。

22歳を迎えて社会に出た後、活躍できるという部分から逆算して考えれば。子どもたちを学習塾や予備校に通わせることが最良の選択であるか?というと、そうではない事実を知る必要があります。年間100万以上費やして学習塾や予備校に預け入れずとも、「子どもの教育」はできるのです。

どこの学習塾に通わせれば良いですか?

偉そうなことを言ってしまいましたが。かつての僕も、「子どもの教育」に取り組もうと考えた時。まずはじめにメンターであるマスターヒロさんに真っ先に質問してしまったことは。

孔明「どこの学習塾に 通わせれば良いですか?」ということでした。マスターヒロさんがその年のトップ私立大学受験で、トップ合格を勝ち取られ、大学4年間の学費免除という素晴らしい結果を叩き出された姪っ子さんを連れてきて下さいましたが。

姪っ子さん「学習塾は必要ありませんよ!」とキッパリ言われてしまいました。衝撃を受けたのを記憶しています。僕自身、過去を振り返れば、高校は推薦入学、大学もスポーツ推薦入学組だったので。受験勉強的なものは、ただの一度もしたことがありませんでしたので。受験勉強をするには、学習塾や予備校に通学するのは必須だと考えていたのです。ところが、当時、大学一年生になられたばかりの姪っ子さんにまで、「学習塾は必要ない!」とハッキリと言われてしまったのです。

学習塾や予備校に通うこと無く、どうやったら、目標大学の受験合格を勝ち取れるのか?イメージが全く沸かない状態からのスタートでした。僕としては、子どもたちには、日常的に勉強をする習慣というものがついていないので。ガッチリとカリキュラムを組んでくれる学習塾や予備校に預け入れれば。周りの影響で、勉強してくれるようになってくれるのでは?と安易にイメージしていたのですが。

僕たちが取り組むべき「子どもの教育」というのは、そういうものでは無いのだということを、その後理解するに至りました。学習塾や予備校に通えれば学力が高まり受験に合格できる。学習塾や予備校に通えなければ学力が上がらず受験に合格できない。これでは、本来の「0歳〜18歳の英才教育論」の根幹からは大きく外れることになってしまうのです。

学習塾は子どもにやる気を植え付けてくれない

まず大前提として、学習塾や予備校は、子どもたちにやる気を新たに植え付けてくれる場所ではないことが分かります。その証拠に、どの学習塾や予備校も、トップ偏差値の学校の合格実績を勝ち取れるのは。ごくごく一部の、トップレベルの子どもたちだけであることが分かります。どれだけ有名な学習塾や予備校に通っていたとしても。できる子は、できる。できない子は、できないまま。この差は、全く縮まらないのです。

学習塾経営の裏側を伺ってみると。学習塾が主催している全国模試でトップレベルの実績を出した子たちに。逆に、「学費全額免除」で声をかけて学習塾や予備校に入学してもらっている・・・なんてこともやっていることが分かります。学習塾や予備校は、ごくごく一部、元々優秀な子どもたちの実績を看板に、大多数の、通い続けてもムダなお客様たちを集めるべく営業活動をしている。そういう構造で成り立っていることが分かります。

学校のクラスの中でも、同じ先生から、同じ授業を、同じ時間受けているのに。できる子はできるし、できない子はできない。学習塾や予備校だとしても、その構造を変えることはできないのです。また、学習塾や予備校で教えている内容や進捗は、できない子に合わせているわけではありません。独自のカリキュラムに基づいた、スケジュールで進行されてきます。ところが、子どもたち一人ひとりの状態をよく分析してみると。そもそもそのカリキュラムが適合していません。

人によっては、高校受験と言いながらも、実は小学校レベルのところからやり直しをしなくてはならない状態だったり。途中途中が、抜けだらけの状態だったり。しかし、学習塾や予備校は、そういう一人ひとりの状態を無視して。あくまでも、自分たちのカリキュラム通りに進行。ついて来れる子はついて来れる、ついて来れない子はついて来れない。結局は、こういう状態で、ドンドン進んでいってしまうのです。

だから、学習塾や予備校に通う子どもたちが。ドンピシャで、その進行にマッチしているなどというケースの方が、実は非常に少ないのです。そういうリアルがあるのに、「どこの学習塾に通えば良いですか?」などということを他の誰かに訪ねたところで、全く意味が無いことが今ならよく分かります。

お金で手に入らない「5%」の方

「子どもの教育」は、お金をかければ成功する。というものではありません。むしろ逆で、世の中95%はお金で手に入ってしまう事実がありますが。お金で手に入らないもの・・・その残りの5%の方の代表的なものに、「子どもの教育」があるのです。仮に「子どもの教育」が全てお金で何とかなってしまうのであれば。世の中のお金持ちは全員「子どもの教育」に成功しているはずです。

ところが、世の中では、「金持ちは3代で没落する」ということわざがあるように、お金持ちの2代目、3代目は、22歳を迎えて社会に出た後、ダメダメな状態に陥ってしまっている方々ばかりなのです。どうして、そういうことが起こってしまうのか?ここから、目を背けることなく、クリティカルな視点で、向き合うことが求められます。

お金があれば、私立に通える、インターに通える、などの選択肢は増えますが。お金があったからと言って、「子どもの教育」に成功できるというものではないのです。学習塾や予備校もその典型的なものだと思います。「お金持ち」の2代目、3代目も、みんなお金の力で学習塾や予備校位は通っていると思います。

ところが、これだけでは「子どもの教育」は上手く行かないのです。お金を使って、学習塾や予備校に子どもたちを預け入れて、「子どもの教育をしている」と勘違いしている状態はとてもとても危険です。子どもたちを学習塾や予備校に通わせている両親は。子どもたちが、自宅にいても、一人じゃ勉強できないからと、無理やりにでも勉強をしてくれる環境をつくるために。子どもたちに手間をかけることなく、お金で子どもたちを育てようとしているに過ぎないからです。

両親が、楽して子どもたちの偏差値を上げたい。子どもたちの目標学校の合格を取ってもらいたい。お金という対価を払う代わりに、楽してほったらかしで、近道だけしようと考えている両親が大多数。資本主義の極みとも言えるかもしれませんが。こうして、お金でものを言わせようとしたところで。全く上手く行かないので、「子どもの教育」です。

また、仮にお金によって、学力が買えた=結果を出せたケースがあったとしても。北は北海道、南は沖縄まで、誰が採点しても全く同じ答えになる、受験勉強では、成果を叩き出せることができたとしても。子どもたちが、22歳を迎えて社会に出た後。社会という答えの見つかりづらい世界に放り出された後。全く何もできなくなる状態に陥ってしまいます。

現に、東大・早慶などの、超一流な高学歴を持っていたとしても。その約60%以上の方々は、就職もまともにできないし、社会で全く活躍できていないのです。こういう本質的な部分に目を向けずに。単に、有名中学、高校、大学の受験合格目的だけで、お金にモノを言わせて、子どもたちを学習塾や予備校に通わせ続けても。「子どもの教育」は、必ず失敗します。

マスターヒロさん直伝の「0歳〜18歳の英才教育論」は、こうした問題にメスを入れて、再現性のある本質的な意味での「英才教育」を促すことができる。まさに「帝王学」と言えるものなのです。我が家もお陰様で、学習塾や予備校に頼ることなく、偏差値45スタートで、偏差値70以上の国立大学を目指せる状態になりました。子どもたちが、子どもとして振る舞ってくれている内に、本質的な意味での「子どもの教育」を全力で、真剣に施したいという場合は。

まずは、1日3分LINE@「ワンチーム」を通して、両親であるご自身が、「子どもの教育」について学んで頂くことを、推奨致します。『LINE@コミュニティ・ワンチーム』https://p.kitasociety.com/line