意味と価値のある「海外留学」にする要は両親のプロデュース能力

  • 2022.10.05
  • 2022.10.05

ハワイにもマスターヒロさんオススメの、子どもたちの留学先があるとのことですので、後日、現地確認に行く予定です。うちの子どもたちがキッズな頃、家族4人で約2ヶ月ほど、ハワイに滞在したことなどもありますが。当時はまだマスターヒロさんから「育児・教育方法」を教わっていません。

ただ単に、何も深いことを考えることなく、ハワイで遊びまくっていただけでしたので。あの頃に、教育方法の要を知っていれば。ハワイはハワイでもっと有効活用できたのに・・・。今更ながらに後悔してしまいます。

両親の、金銭的な自由、時間と場所の自由という大きな課題をクリアする必要がありますが。こうした自由を行使できる立場であるのなら。子どもの教育で、海外を活用するという選択肢もあります。海外を活用しなければ、子供の教育ができない・・・ということもないし。海外に赴くだけで子どもたちがすごい状態に成長できる・・・というわけでもないですが。

子どもの育児・教育方法の要を理解できた上で、海外での滞在も活用できるのであれば、素晴らしい時間を過ごすことができるはずです。子どもの教育では、子どもたちが勝手に育ってくれる・・・などということはありません。今の時代、両親のプロデュース能力が全てと言っては過言ではありません。

その中で、海外というものは、本質的な部分を理解した上で活用することができるなら。子どもたちが社会で活躍でき得る「武器」を育むチャンスを得られます。どの国と地域をどんな目的で活用するのか?

それぞれの家族チームが置かれている状況だったり環境だったり子どもたちの個性だったりで、「設計図」そのものは、全く異なりますが。子どもの教育の本質を理解し、要を抑えた上で、海外の活用に取り組むことができるのなら。子どもたちにとって意味と価値のある海外滞在を経験できることになると思います。

会社の転勤で海外に行く可能性が・・・

お父さんが、海外の、中国本土の転勤の可能性がある家族チームOさんご夫婦と対話をしていました。現在、某地方都市に生活拠点として在住。東証一部上場企業に勤務されていて、ここしばらく、母子だけを日本の自宅に残す形で、お父さんだけが、中国本土の工場の方に短期で出張されていましたが。中国本土では、しっかりと任務をこなされていたようで、現地の上司たちから中国本土への転勤もほのめかされているようです。

また、同時期に東京近郊にある工場を見てくれないか?というオファーも、別ルートから来ているとのこと。これは、Oさん、出世昇進の兆しありですね!すると、子どもの教育において、今日時点で3パターンが想定されるわけです。

パターン1:現在の地方都市で子どもの教育を行うのか?

パターン2:海外の中国本土で子どもの教育を行うのか?

パターン3:東京近郊で子どもの教育を行うのか?

この状況下で、一体どうやって子どもの教育を行えば良いのか?悩まれていましたが。地方都市で子どもの教育を行うメリット・デメリット。海外の中国本土で子どもの教育を行うメリット・デメリット。東京近郊で子どもの教育を行うメリット・デメリット。それぞれを、マスターヒロさんから教わった教育論に基づき、フラットな視点から、列挙させて頂きました。

すると、奥様は当初、「中国本土で子育てなんて・・・」と中国選択肢を悲観的に考えていたようですが。お話をさせて頂いた後は、「中国本土でも、大きなメリットを獲得できる」ことをご理解頂けたようで。地方都市パターン、海外中国本土パターン、東京近郊パターン。その3つの選択肢、どちらに転んでも、それぞれのメリットを最大限に活かして、素晴らしい時間を送れるイメージを持つことができたようです。

僕もサラリーマン時代、日本4年、香港3年、中国本土5年・・・と3カ国の国と地域の滞在を経験することになりましたが。Oさんのように、日本全国と世界に事業を展開されている、上場企業などの大手企業に勤務している場合。子どもたちが何歳のタイミングで、どこの国と地域の転勤・異動辞令をもらうことになるのか?希望などは出すことはできるにしても。最終的に100%自分でコントロールできるわけではありません。

そんな時に、地方都市だけの教育プラン海外だけの教育プラン東京近郊だけの教育プランだけしか想定できていないと。異動になった瞬間にすべてが崩れてしまう可能性もあります。ですからこの場合、予め3パターンの想定と準備をしておけば。むしろ、どこに異動になったとしても、それぞれの国と地域のメリットを最大限に活用して、子どもの教育に取り組めるわけです。

Oさん家族チームの場合も、それぞれの国と地域で子どもの教育を行うことの、メリット・デメリットを理解できたことで、「3パターンすべてを経験したい・・・」という気持ちになってしまうかもしれませんね。子どもの教育は、「どこの国と地域じゃないと教育できない・・・」という画一的案ものではありません。

メリットだけの国と地域もなくデメリットだけの国と地域も無い。大切なのは、どんな国と地域であっても、それぞれ国と地域のメリット・デメリットを、フラットな視点から理解した上で。デメリットを抑えて最大限にメリットを活用できるかどうか?事前の想定と準備ができているかどうか?なのですね。

自主的に決める「海外留学」

お父さんやお母さんが勤務している会社で「海外転勤」というのは。その手の企業に勤務していない場合、チャンスが無いことですが。海外転勤組の場合、希望は出せても、最終的には、会社側の決定になりますので、どこの国と地域に駐在するのか?何年駐在するのか?自分たちが100%コントロールできるわけではありません。

ですから、海外転勤に備えて、想定と準備を・・・という待ち構えておく形になります。同時に、突然日本に帰国になる想定と準備もしなくてはなりません。一方で、自主的に海外留学に挑戦する場合は。どこの国と地域に海外留学に行くのか?サマースクールなど短期で行くのか?現地の学校に1年以上、ガッツリと行くのか?親子で現地に移住して、本格的に海外の学校に進学するのか?自分たちで計画を立てた上で、取り組むことができます。

しかし、自由度が高く選択肢が多い分、両親のプロデュース能力が低いと。全く意味と価値の無い海外留学になってしまう恐れもあります。現に、海外留学と言っても、単に日本から逃げてきて、海外に滞在しているだけの、家族チームも多いです。お恥ずかしい話、かつての我が家もその中に入ってしまいますが。単に海外留学して、多少英語が話せるようになったとしても。日本でしっかりと、子どもの教育に取り組んで来られた家族チームには、アッサリと負けてしまいます。

「英語ペラペラ」なども、海外留学に赴かなくとも、日本国内だけで、「英語ペラペラ」になっている方々もいらっしゃいます。「英語ペラペラ」そのものは、それほどクリティカルな武器にはなり得ません。海外留学を、単なる「英語ペラペラ」になるために計画立ててしまうと、費やしたお金、時間、労力が本当にもったいないことになってしまうのです。

何を目的基準に、どんなことを学ぶために、海外留学を活用するのか?子どもたちが勝手に自分たちで本質に気づいて自らの意思で取り組める・・・なんてことは起こりえませんので。やはり、両親のプロデュース能力が、すべてと言っても過言ではありません。海外留学先にも、米国に留学するのか?欧州に留学するのか?アジアに留学するのか?選択肢は様々ありますが、どこの国と地域をどんな目的基準で、海外留学を通して活用するのか?子どもの教育の本質を理解した上で、意味と価値のある時間を過ごしたいものですね。