大富豪は投資信託ではなく株式個別銘柄で増やしている

  • 2023.01.12
  • 2023.01.12

「証券会社」を通して、購入できる投資商品には、「投資信託」というものもあります。「株式投資」の運用を検討する際、「自分で個別銘柄を選択して 投資をする方法は大変そうだから、 「投資信託」が楽チンそうでいい」と考える方々も多いと思います。

2024年に「新NISA」がスタートした際にも、多くの方々が、証券会社の担当者からもまずは「投資信託」から・・・と、オススメされることになると思います。けれども、ここには「ちょっと待った!」をかけたいと思います。積極的に、「株式投資」で「資金」を増やされている大富豪に、「投資信託」をメインに活用して投資をされている方は、まずいません。理由は単純明快です。

自分が狙って運用できない上に、獲得できる収益も、極めて限定的になってしまうからです。「投資信託」とは、多くの投資家たちから資金を集めて。資産運用のプロとやらが、株式・債権・不動産などに投資をして資金を運用するものです。「投資信託」には、

その1:販売して資金を集める会社
その2:集めた資金を運用する会社
その3:資金を管理する会社

などが関わり、当然ながら彼らもボランティアの無償でやっているわけではなく。営利目的の企業ですので、それぞれの企業が収益として獲得し得る手数料というものが発生します。「投資信託」を販売して資金を集めているのが「証券会社・銀行」などです。「投資信託」として集めた資金を運用しているのが、「アセットマネジメント会社」です。そして、その資金を管理しているのが、「信託銀行」です。

「信託銀行」はさらに、大手の信託銀行などに再信託します。例えば、日本の株式会社の大株主に、「日本マスタートラスト信託銀行」などの名前を目にすることがよくあると思いますが。この場合、これらの企業の株式が、何かしらの「投資信託」に組み入れられていることが分かります。

「投資信託」で利益が限定されてしまう仕組み

例えば、「キーエンス(6861)』の大株主を見ると。2番目に、「日本マスタートラスト信託」31,358千株(12.92%)17,184億円3番目に、「日本カストディ銀行」20,081千株(8.27%)11,004億円などと記載されていますが、『キーエンス』の株式が「投資信託」に組み込まれていることが分かります。

みなさんが購入した、米国株系の「投資信託」になると、国内の再信託先の銀行は、米国の「Brown Brothers Harriman & Co.」や「State Street Corporation」などの海外の資産管理銀行が使われています。「ロイ式」「ケイタ式」などの、物販ビジネスをイメージ頂けると分かりやすいですが。商品を、メーカー → 卸売問屋 → 小売と中間流通を使うと仕入れ価格が上昇するのと同じように。中間で関わる金融機関が増えれば増えるほど。単純にコストが嵩みます。

米国株の場合なども、「投資信託」に組み込まれている証券取引は、1件あたり数十ドルもの手数料が、こうした海外の「資産管理銀行」に支払われています。当然ながら、こうしたコストは全部、「投資信託」を購入する投資家たちが負担することになるわけです。

仮に「投資信託」購入時にかかる販売手数料に年1%。保有している間にかかる信託報酬に年1%。かかるとしたら、年5%の運用成績が上げられたとしても。投資家は、3%のリターンしか得られない計算になります。また、「投資信託」の場合、1日1回だけ基準価格が更新されます。時価総額 + 利息 + 配当金から、運用に関わる手数料が差し引かれ、1口当たりに計算して提示される仕組みなのです。

だから、実際のマーケットとの価格とは乖離が発生することになります。何も考えなくても投資ができる・・・というメリットはありますし。どこぞやの「私募ファンド」のように、投資したお金が、約束通り戻ってこない・・・という詐欺案件では無いメリットがありますが。「株式投資」の世界では、「脳4状態」で、他人任せになればなるほど、儲けが減ってしまう・・・ということは、理解しておくことが重要です。

大富豪は「株式個別銘柄」で運用している

実際に僕が見てきた、「株式投資」で勝ち続けて一代で大富豪になられた御方が、「投資信託」にぶん投げを「株式投資」活動のメインにしているというのを見たことがありません。勝った後の資金で、箸休め的に・・・とか。ご家族の方に、「投資信託」を組んであげている・・・というのはありますが。自分が「資金」を武器として、真剣勝負で「資金」を増やし続ける・・・と言った場合は、「株式の個別銘柄」が投資活動の中心です。

そうでなければ、高い年間利回りなど平均して出し続けられるわけがありません。投資対象となり得る「個別銘柄」を、企業研究を経て見定める。見定めた企業を、トコトン追い詰める勢いで、投資を続ける。年月の経過と共に、その企業が、思惑通り駆け上がって行くことで。「億単位の勝利」を自らの意思で勝ち取っていらっしゃるわけです。

当然、投資のスタイルは人それぞれなので。決して「投資信託がダメ!」と断定しているわけではなく。「株式投資」で積極的に増やしたいのか?そんなに増えなくても良いから銀行金利よりも遥かに優れた利回りで運用し続けたいのか?または、業界全体を意識に入れるための研究のキッカケとしてまずは相場に入る目的なのか?自分用なのか?家族用なのか?

ミライの「ライフスタイル」から完全に逆算されたそれぞれの投資スタイルに合わせた形で。「投資信託」「株式個別銘柄」それぞれの、メリット・デメリットをよく勉強して理解した上で。証券会社を通した「株式投資」の活動に、取り組んで頂ければと思います。ただ、「利回り追求型」で、積極的に運用して資金を増やして行きたいのであれば。やはり、「投資信託」ではなくて、「株式個別銘柄」を徹底研究して、投資をして行く、「大富豪スタイル」に集約されていくと思います。

どちらにしても、スコップ持って穴を掘り続けるような、自分の時間と労力を費やし続ける「労働」よりは、「楽チン」なことは確かですね。自分の代わりに、沢山のエリートたちが、働き続けてくれるわけですから。「株式投資」では、僕たちは、手足を使って労働してお給料を稼ぐのではなく、頭を使って資金を増やすのですからね。せめて「個別銘柄」の研究くらいは、しても良いのではとも個人的には思います。

普通にやっていたら「間に合わない」

本業が別にある・・・本業で、サラリーマンとしてお給料をもらったり。何かしらの自営ビジネスによって、既存の生活を賄うことができている。新たに、安定的に稼ぎ続けられて、外注バイトなど、自分以外の第三者にも実働を任せやすいビジネスモデル。「ケイタ式」「ロイ式」などの物販ビジネスによって、「株式投資」用の資金をプラスαで稼ぎ続けられる。

「会社法人」の経営もしっかりと理解できて、「資金」が積み重なる仕組みがある。その結果、毎月、毎月、生活費には影響を与えず完全に「株式投資」にまわせる資金が入り続けられる状態で。この資金を、「株式投資」で積極的に運用して増やしたい。10年後に「お金持ち」や「大富豪」を絶対になってやる!という意気込みで、取り組んでいる場合は。「投資信託」ではなく、「株式個別銘柄」で、投資をした方が良いですね。

生活に関係無い資金は、リスクの取れる資金。そのリスクも、「企業研究」として、「株式個別銘柄」を深く理解することで、最小限にしながら、大きなリターンを狙えるのです。日本の上場企業:約3,470社米国の上場企業:約4,100社この中から厳選された、個別銘柄に投資をし続ける。ガチの「株式投資家」を目指した方が良いです。

逆にそうでなければ、たったの10年間で、普通の凡人が、「お金持ち」の領域になど昇格できません。エクセルや電卓、金融庁の「投資シミュレーター」などで、「皮算用」してみれば、「間に合わない」ということがよく分かると思います。

・お給料を高めても、所得税の壁がある
・会社法人の利益を高めても法人税の壁がある

それを乗り越えて、お仕事で「お金持ち」になれるなんて、それこそ「天才」じゃないとできないでしょうし。「投資信託」や「インデックス」など、分散や平均的な投資でノンビリやっていたら。それこそ時間が足りません。つまり、「間に合わなかった・・・」ということが、本来であれば、取り組む前から、「皮算用」できてしまいます。

この計算を無視して、「オレはお金持ちになれる!」など、夢や希望は抱くだけ無駄だと思います。だから、そのための準備として、「急げば回れ」全力疾走するためにも、まずはしっかりと、「株式投資」を基礎から学ぶことが重要です。

「失敗してから学ぶ」よりも、「学んでから失敗しないように取り組む」方が、圧倒的に近道ですし、確実なのですから。ということで、一度、しっかりと腰を据えて「株式投資」について真剣に勉強・研究する一年にしてみてはいかがでしょうか?

そのお手伝いとして、1月18日(水)21時〜24時で開催する「株式投資」のセミナーを開催します。「お正月」イベントに参加できていない場合は、今回のタイミングで、LIVEセミナーに参加ください。

1月18日(水)21時〜24時(約3時間)神改正「新NISA」爆誕記念「バトンタッチ大作戦」大富豪直伝の株式投資法(ZOOM生ライブ)→  https://ws.formzu.net/fgen/S24387863/