「子どもの教育」期間はたったの12年間しか無い

  • 2022.05.10
  • 2022.05.10

両親が両親として、子どもたちが子どもたちとして、親子の関係性らしくひとつ屋根の下で立ち振る舞える期間は。0歳〜18歳の期間しかないかもしれません。短い年月です。しかし、「子どもの教育」と言えば、実は、0歳〜12歳のたったの12年間しか無いと考えた方が賢明です。

12年間というごくごく限られた年月の中で、親子がどう一緒に時間を過ごすことができるのか?これによって、子どものミライの可能性、選択肢の枠組みが、決定づけられてしまうと言っても過言ではありません。

12歳オーバーで「手遅れ」になる可能性

僕たち人間の成長としては、「真剣に変わりたい!」「自分を高めて成長したい!」と願うのであれば。「何歳でも遅くはない!」「人は何歳でも成長できる!」とも言えるのですが。これはあくまでも各々が自らの意思でそう真剣に思えた場合のお話です。ある程度の年齢行ってしまうと、家族、親族含めて第三者が願ったところで、本人がそう思わない限り絶対に何も変わりません。

特に低い位置にいた場合は低い位置のままで、そこから上に昇ることなどはまずありません。両親の意思で、子どもたちを高めて成長させることができるか?導けるかどうか?・・・というと、実は「0歳〜12歳」の期間のたった12年間しかありません。

当然、家庭によって、両親と子どもたちの関係性は異なりますので。「子どもの教育は何歳だったら間に合う?」には、多少の年齢差はありますが。クリティカルな視点でみるとやはり「12歳」とと考えておくのが賢明です。そこから先は、変えられること、変えられないこと、両方ある中で。変えられることの中から変えることしかできません。変えられることの範囲の中でしか、実現できないものが出てきてしまうのです。

子どもたちにどのレベルの「競争力」を持たせることができるか?「子どもたち次第」要素が増える。つまり、両親から見たら、子どもたちが良い方向に向かってくれるかどうか?両親がイメージするような理想の大人になってくれるかどうか?上手くいくか、上手く行かないか?運や偶然の要素がドンドン高まってしまいます。運と言うのは考えようによってはとてもとても恐ろしいことです。上手くいくかもしれない。

しかし、上手く行かないかもしれない。つまり、上手く行かない可能性が常に表裏一体でついて回るというわけなのですから。そして残念ながら、「運」は、「本人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせ」のことを言うわけなのですから。当たるも八卦当たらぬも八卦、イチかバチか的な要素が必ず残り続けてしまうのです。運要素を完全に排除して、両親が思い描く子どもたちが「理想の大人」になってもらうには。「12歳がリミット」と言える現実があります。

「うちの子はまだ4歳なので・・・」

子どもたちを持つ両親と直接お話をする中で。「うちの子はまだ4歳なので、教育はまだ早いと思います」とおっしゃる方々がいます。僕もメンターであるマスターヒロさんとお会いして教わるまでは、「子どもたちには自由」を掲げていたタイプなので、そうおっしゃる気持ちはよく分かりますが。「答え」を知ってしまった今となっては、そのお話に同意はできません。

世の中に実在している「子どもの教育」を真剣に考えている両親たちを基準にするならば。「4歳」というのは、限りあるたった12年間しかない「教育期間」の3分の1もの年月が、既に終わっていることになりますので。「4年間も遅れている・・・」と判断しなければなりません。

例えば、マスターヒロさんが体系化させた「250分の1」の「競争力」を育む「教育論」では、0歳〜2歳でやることとは?2歳〜6歳でやることとは?6歳〜12歳でやることとは?それぞれ、ミッションがありますが。「4歳」の場合、既に、「0歳〜2歳」を何も考えずにすごし。「2歳〜6歳」も、半分が過ぎてしまっている状態。

つまり、0歳〜スタートしている家族チームと比べると。「4年間も遅れてしまっている・・・」と判断することになります。4年間の遅れ・・・。大人でも、ビジネスにしても、何かに取組む際、4年先にスタートしているか?4年遅れてスタートせざるをえないか?この4年間の差は、物凄い格差を生むことになることは、よく理解出来ると思いますが。成長スピードが大人とは段違いの、子どもたちにとっての「4年遅れてスタート」というのは、「物凄く遅れている・・・」となってしまいます。

遅れを数値化してイメージするならば。目的地に向かって、1日4km歩き続けるペースだとしたら。1日4kmx 365日 x 4年 = 5,840kmも進んでいる人たちがいる中で。5,840kmも遅れてスタートすることになるわけなのです。当然、早期に歩き始めた方々が、わざわざ後発・後続組に合わせてくれる形で、途中で歩みを遅くしてくれることなど、まずありませんので。仮に4年遅くスタートした方が、全く同じ1日4kmのペースであるき続けたとしたら。永遠にこの5,840kmの差は縮まらないことになります。

ちょっとやそっと気分を高めてダッシュしたところで。絶対に追いつき、追い抜かすことはできない。これはあくまでも、「遅れ」をkmとしてイメージ化した例えとなりますが。こうしたことが、「子どもの教育」の世界で実際に起こっているのが現実。

この現実を直視して、「やばい・・遅れてしまっている。とんでもないことをしてしまった・・・。」と思えるかどうか?もしもこの現実を知ってなお「うちの子は4歳なのでまだ早い・・・」と言えるのなら。「良く悠長なことが 言ってられますね。」と言われても、おかしくはありません。

「情報化社会」がもたらせた「早期化」の驚異

世の中みんながみんな同じように、悠長に構えてくれているのなら。「4歳でまだ早い・・・」と言うのもあるかもしれませんが。そう思っているのは、何も知らない両親たちだけで。現に世の中では、そういう事実を知っていて、0歳〜という早期に取り組みを開始している親子チームがいることが問題なのです。

「情報化社会」は、僕たちに「便利さ」をもたらせただけではなくて。様々な分野で、「早期化」をもたらせました。昭和の時代とは異なり、価値ある欲しいモノを手に入れたり、価値ある叶えたいコトを手に入れたり、みんなが欲しがるモノやコトを手に入れるためには。ドンドン早期に情報を手に入れてスタートして、取りに行く・・・という流れが加速してしまいました。

開始してたったの数年で取れる・・・などという機会が、本当に無くなってきているのが現状です。すると、本当に価値ある良いモノ・コトを必ず手に入れたり、叶えたりしようとすると。早期に歩み始めた方々がドンドン先に目的地に到達して取っていってしまう。遅くスタートした方々は、誰も見向きもしない残り物、残骸的なものを拾い集めることしかできない。これが世の中の縮図です。

昭和の時代によくあったような、一発大逆転・・・。そういう現象も非常に起こり難くなってしまったのが、情報化が加速した現代社会の実情なのです。例えば、子どもの学歴でも、スポーツ、習い事などにおける優秀な戦果でも、「早期スタート」していないと、何も良いモノ・コトがとれない。そういう流れが加速している流れがあるのを感じることができるはずです。

「方向」が間違ってる人たちもいる

しかし、「早期スタート」できていれば、必ずしも上手くいくか?というとそんなこともありません。例えば、「大阪」を出発して、取り難い欲しいモノ叶えがたいコトがある。その、到達したい目的地が「東京」に喩えた場合。早期に「大阪」をスタートしても、「東京」とは真逆の、九州の方向に向かって歩み続けている・・・。なんてことが「子どもの教育」の世界には発生してしまっています。

その理由をお伺いしてみると「私が子ども時代にそうだったから・・・同じように・・・。」「本屋で読んだ書籍にそう書いてあったから・・・。」・・・というように、両親が「独自の感性」から来る判断基準で。子どもたちとともに、本来進むべき方向とは、全く違う明後日の方向に「早期スタート」で真剣に歩み続けている「親子チーム」も沢山います。

その状態で、12年真剣に歩み続けて。「私は子どもたちが0歳〜12歳の期間真剣に「子どもの教育」に 取り組みました!」と言っても、到達してしまった場所が、全く違う地点になってしまっていたら。そこからの軌道修正が物凄く大変になったりするのは、本来なら容易に想定出来ることです。つまり「早期スタート」だけが重要なのではなく。「適切な目的地に向かって正しい方向に歩むことができているのか?」「正しさ」も重要。

さらに、その「正しさ」の基準が、何を基準にしているのか?その他大勢の「常識」を基準にしてしまってるのか?250分の25を基準にしてしまってるのか?250分の10を基準にしてしまってるのか?250分の1を基準にできているのか?これによっても、12年後の結果は、それぞれ全く別物になってしまうわけで。「子どもの教育」の難しさを覚える部分でもありますね。

追伸1・・・
マスターヒロさんの0歳〜18歳の「プラチナ人生設計図」
プログラム審査の個別面談申込みフォーム→ https://kitasociety.com/oneteam-mensetsu/
※少人数限定開催の直接講義プランなので、人数オーバーした場合は「ウェイティングリスト」への審査になります。その場合「年単位」でお待ち頂くことになります。

追伸2・・・
1日3分LINE@「ワンチーム」を通して、両親であるご自身が、「子どもの教育」について学んで頂くことを、推奨致します。
『LINE@コミュニティ・ワンチーム』https://p.kitasociety.com/line