「0歳〜18歳の英才教育」に絶対に欠かせないもの

  • 2022.03.07
  • 2022.03.07

0歳〜18歳の英才教育について具体的な話に入っていく前に、子どもたちを育てる上での大前提をここで確認しておきます。あなたは、子どもたちが生きていく上で絶対に欠かせないものは何かと問われたら、何と答えますか?それはご飯やミルクでしょうか?確かに体を大きくしていくには絶対に必要です。

それとも、生きる力を身につけるための教育でしょうか?それも確かに、大人になって自立していくためには必要でしょう。でも、子どもたちが生きていくには、もっと大切で重要なものがあります。それは、親からの愛情です。これは、ある意味当然のことかもしれません。でも、極端な話、子どもたちはご飯やミルクではなく、親からの愛情をもらうことによってのみ、生きていけるとも言えます。というのは、ご飯やミルクを与えようというのも愛情があっての行動ですし、いい教育を受けさせたいというのも愛情があるからこその願いであるからです。

逆に、もし愛情が足りなければ、子どもたちはさまざまな形でSOSを出してきます。それが例えば不登校であったり、家庭内暴力、非行などです。僕に「0歳〜18歳の英才教育論」を授けてくれたメンターであるマスターヒロさんは、取引している心療内科の先生から、こんな話を聞いていると言います。それは、小学校でも中学校でも高校でも、不登校や少し問題を抱えている子どもがすごく多いということです。でも、これを治すのは、その先生によるととても簡単であると言います。

子どもたちが「愛情が足りていません」という合図を出す瞬間が必ずあるからカウンセリングなどでそれを見つけ出し、そこに足りなかった愛情を施すだけだというのです。ところが、その「愛情が足りていません」という合図が、いつのどの発言や仕草かということがわからないとなってくると、そうした不登校や問題が治らないという話になってきてしまいます。愛情というものの難しいところは、はっきりとこれといった目に見える形がなく、また、なかなか測ることができないという点です。

「これこそが愛情の表現です」だとか、「こんな行動をどれくらいしてあげてください」といったことは、それぞれの家族の状況や、年齢、住んでいる環境によっても違いますので、一概に「これが愛情です!」と一言で伝えることができません。とはいえ、この愛情がどんなものであるかを共通して自ら実感することはできるはずです。それは例えばあなたの子どもたちが生まれた瞬間、初めて顔を見たときに、どんなことを感じたかといったことです。

そのとき、あなたは「この子のことは絶対に幸せにしよう」などと思ったはずです。その気持ちを忘れることなく、ずっと子どもたちに向けてやることこそ、しっかりとした愛情を築き上げていくことになるのです。愛情を持って子どもたちと接することこそが教育の最も重要な基礎になります。そして、今このお話を聴いていただけているということは、その時点で少なくとも最低限以上の愛情は子どもたちに向けていらっしゃることと思います。その愛情を忘れずに。

子どもたちの幸せとは何か

子どもたちに愛情を向けているのであれば、その子たちを絶対に幸せにしてやろうと考えていることと思います。では、子どもたちの幸せとは何でしょうか?子どもが欲しいと言っているものを与えることでしょうか?確かに、欲しかったものを与えられれば、子どもたちは喜ぶことでしょう。

でも、そのように子どもたちが求めているものを与え続けていては、いざ両親が亡くなってしまったり、失業してしまったりしたときに、子どもたちは路頭に迷うことになってしまいます。とはいえ、大なり小なりそうした子育てを行なってしまっている家庭が、今の日本ではほとんどかもしれません。実際、マスターヒロさんも、さまざまな経営者仲間でさえ、その家庭を見ていると、お金から何まで、子どもたちが欲しいと言っているものは何でも与えているようなところが8割から9割に上っているんじゃないかと言っています。

でも、それではやはり、子どもたちはいつまでも親の脛をかじっているだけで、自立していくことができません。もっとも、幸せとは何かという答えは、人によってさまざまでしょう。お金をたくさん稼いで大きな家に住むことが幸せだと考える人もいれば、愛する人と一緒に過ごすことが幸せだと考える人もいます。もしくは趣味に打ち込むことや、ボランティア活動に身を捧げること、一生のんびり暮らすことが大切だと考える人もいるでしょう。

しかし、もしかしたらそんなさまざまある幸せの形の中でも、その全てを叶える上で大切な条件とも言えるようなものがあります。それは、「ほしいものを自分で手に入れる力を 身につけること」です。そして事実、マスターヒロさん自身がビジネスをしていく上で、また生きていく上でやっていき、僕が学んでいったのが、そうした力を身につけることでした。この「ほしいものを自分で手に入れる力」は、当然ながらほしいものを何の努力もなしに与えられ続ける環境では身につきません。

また、たとえ莫大な量のお金や資産を与えても、それらは野に咲く花のように時が経れば枯渇していってしまいます。「ほしいものを自分で手に入れる力」を身につけるには、勉強など、それなりの努力をしていく必要があるのです。とはいえもちろん自分が可愛いと思っている子どもたちのことです。当然ながら、苦労はさせたくないと思うことでしょう。僕自身、そう思って娘たちを自由という名の下に放任してしまっていました。

でも、そうして子どもたちを苦労から過度に守ろうとしてしまえば、「ほしいものを自分で手に入れる力」が身につくどころか、最低限の勉強など生きていく上でやるべきことも避けてしまい、仕事もろくに見つからない人生になってしまいかねません。どんなに自分の子どもが可愛いとしても、少し考えてみてください。

あなたが買い与えた1,000万円の「メルセデス・ベンツ」と、子どもが必死にお金を集めて手に入れた30万円の中古車と、どちらの方が子どもにとって本当に価値があるでしょうか。もちろん、一番は自分の力で手に入れた1,000万円の「メルセデス・ベンツ」でしょう。しかし、元手ゼロから自分一人で必死になって手に入れた30万円の中古車も、その子にとってはかけがえのないものになるはずです。そして、そうやって一生懸命になって自分の欲しいものを手に入れたという経験は、自分のお金で買った30万円の中古車以上に生きていく上での大切な資産になるはずです。

幸せの形はさまざまです。しかし、子どもたちが考える幸せを、親が単純に与えてしまえば、子どもたちは自ら幸せを手に入れる力を身につけることなく育っていってしまいます。愛情が大切だということをお話しましたが、かといって子どもたちが欲しいものをただ単に与え続けていくことが愛情というわけではないのです。

夫婦のベクトルを合わせる

母子家庭や父子家庭であればともかく、多くの場合、子どもを育てるのは一人ではありません。お父さんとお母さんの二人、もしくは場合によってはおじいちゃんやおばあちゃんも加わって子育てに取り組みます。そうした子育てに取り組む人はみんな、子どもをどう育てていくかという教育論には多かれ少なかれ興味を持っているものです。ところが、教育論に興味があるからといって、誰もがみんな同じ考えを持って同じ方向に進んでいるとは限りません。

どこそこのカウンセラーが唱える教育論がいいと考える人もいれば、世界中で実施されている教育法こそが正しいと考える人もいます。しかし、一人の子どもを育てるのに、二人も三人もいる保護者がそれぞれ別々の方向を向いていたのでは、せっかく学び得た教育論も宝の持ち腐れになってしまいます。それは僕たちが学んでいる「0歳〜18歳の英才教育論」でも同じです。あなたと、あなたと一緒に子育てをするパートナーとがしっかりと同じ方向を向いていることは、愛情と同様に子どもを育てる上での必要条件となります。

また、たとえあなたとパートナーとが同じ方向を向いていたとしても、どちらも真剣さを欠いていたのでは、ベクトルが合っていないときと同様に教育論の力を発揮することはできません。「子どもが幸せになってくれったらいいなあ」というような安易で中途半端な心がけでは、知らず知らずのうちに目的とはどこか違うところへと漂流していってしまうでしょう。

この点はどうしてもメンタル論となり、自分自身を「子育てはそんなに甘いものじゃない」と厳しく追い込んでいくしか他にないのですが、「子育てはそんなに甘いものではありません!」なぜそのように甘えをことごとく断って必死になる必要があるのかといえば、子どもを含め、私たちの目の前にある現実が厳しいからです。すでに社会に出て働いているあなたであればわかることかと思いますが、世の中は何もしなくても簡単に上昇して幸せになれるというほど甘くありません。

学校でも会社でも、みんながみんな、必死になって競争した上で、求めるものを手に入れています。そして、今は純粋無垢に遊んでいる子どもたちも、成長していけばいずれはそうした世界で生きていくことになります。そういう未来で力強く生きるための力を子どもたちが身につけるためには、まずはあなたやパートナーが、どちらも「子どもを絶対に幸せにしてやる」と腹を括って教育に取り組まなければなりません。

しっかりとした愛情を子どもたちに注いでいるかということと同様に、お父さんお母さんが同じ方向を向いて二人一緒に本気になって子育てに取り組めるかが、子どもたちが幸せになるための条件なのです。

追伸1・・・
1日3分LINE@「ワンチーム」を通して、両親であるご自身が、「子どもの教育」について学んで頂くことを、推奨致します。
『LINE@コミュニティ・ワンチーム』https://p.kitasociety.com/line

追伸2・・・
子どもたちの実質「競争力」を高める教育方法とは?社会での活躍から完全逆算された子どもの教育コミュニティ『ワンチーム』の説明会を兼ねたオンラインセミナーを開催します。次回開催日時を確認の上お申し込み下さい。https://joinnow.live/s/VxNHWQ