〜賞金総額32億円『ゲーム』世界大会に出場した日本の中高生〜

  • 2020.04.18
  • 2020.04.15

中学生が億を稼ぐプロゲーマーを目指す!学校放棄しても挑戦すべきか?「将来、プロゲーマーになりたい!」子供達が増加中だ。

子供には自由を!好きを仕事に!合言葉に、ゲームを容認する親も急増している。『0歳?18歳子供の英才教育論』として「プロゲーマー」を目指す子供達に
何をアドバイスすれば良いのか?本記事ではリアルな視点から考察して行く。

◯『プロゲーマー』男子中学生の成りたい職業ランキング2位

ソニー生命保険が2019年実施したアンケート。

「中高生が思い描く将来についての意識調査」

  • 好きなことを仕事に(中学59.5%・高校57.4%)
  • 安定した仕事に就く(中学40.5%、高校42.6%)

「好きを仕事」が「安定した仕事」を上回っている。その中でも、男子中学生の成りたい職業ランキング

  • 1位:YouTuber30%
  • 2位:プロゲーマー23%
  • 3位:ゲームクリエイター19%

「プロゲーマー」なる耳慣れない職業が、ベスト2にランクインしている。

◯賞金総額32億円『フォートナイト』世界大会に出場した中高生

2019年7月26日?28日、米国ニューヨークで開催された人気ゲーム『フォートナイト』世界大会。

  • 賞金総額32億円
  • 優勝賞金約3.2億円
  • 出場者約540万円

日本からは、オンライン予選を勝ち抜いた4人少年が出場。高1が3人、中3が人。このニュースも広がり、中学男子たちにプロゲーマーの夢や希望が広がった。

僕たちの時代はゲームは遊びであり、ゲームばかりやってると親からも注意を受けたものだが。プロゲーマーとしてYouTuberとしても兼業で中学生でも稼げるようになったという事実。

親としても、「子供には好きを仕事にのびのび育って欲しい、プロゲーマーを目指してくれるなら!」ゲームだけに集中することの、容認傾向が進んでいる。「成功=シアワセ」の形は人それぞれだ。

誰が何を目指すのは自由だし、どこのご家庭の子供たちが「プロゲーマー」を目指すのも自由なのだが、仮に学校の勉強を放棄、不登校して目指すとなると高い確率で大変なことになる。

マスターヒロさん直伝の帝王学、0歳?18歳の子供の英才教育論として「プロゲーマーを目指す子供たち」とどう向きあえば良いのか?考察させて頂く。

◯「プロゲーマー」目指すなら盤石な体制で

英才教育論視点で中学男児将来なりたい職業ランキング2位のプロゲーマーの根拠を固めると子供たちの将来の様々な可能性を確保するための要をガッチリと抑えたまま本当に
プロゲーマーを目指したいなら、目指してもらう体制を構築して挑戦することも可能。先の見えづらい世の中ゆえ万全の体制で臨んでもらいたい。

「0歳?18歳の子供の英才教育論」に基づきプロゲーマーを目指す3つの要。

その1、プロゲーマーは本当に稼げるのかリアルを確認
その2、学校の勉強を放棄するリスクを把握
その3、プロか?趣味か?を早期の見極め方

子供たちにより良い未来を歩んでもらうためにしっかりと考察しよう。

◯「プロゲーマー」を目指す時に確認すべき3つの項目

昭和の70年代生まれで育ったマスターヒロも僕も、プロゲーマーではないがかなりのゲーマーでもある。

僕も就職活動で好きを仕事に、玩具メーカー1社、ゲームメーカー2社に内定もらい、ゲームも手掛ける玩具メーカーに12年勤務。中国で億ユーザーゲームプロデュース成功を経験した確かな視点での考察。

1,プロゲーマーは本当に稼げるのかリアルを確認

2,学校の勉強を放棄するリスクを把握

3,プロか?趣味か?を早期の見極め方

◯1,プロゲーマーは本当に稼げるのかリアルを確認

プロゲーマーとしての稼ぎ方は大きく分けて3種類。

★プロゲーマー稼ぎ方その1:賞金付き大会で入賞

賞金付きの大会に参加日本の中高生が参加した『フォートナイト』世界大会では優勝賞金3.2億だが今回出場者は全員入賞ならず出場者として540万。中高生のお小遣いとしてはすごい金額だが生活を考えると足りない金額。日本で開催される大会賞金No.1は優勝賞金約1億。

2019年ゲームの日本大会優勝賞金トップ3。

・1位Shadowverse World Grand Prix約1.1億円※個人
・2位モンスト4,000万円※チーム
・3位荒野行動1,000万円※チーム

金額だけみると大きく見えるが、個人で1億もらえるものがたった1つだけ他はチームメンバーで分け合う形。日本で1位でこれだけとはかなり厳しい現実。優勝賞金3.3億の『フォートナイト』でも全プレイヤー数2億5,000万の中の中で、世界頂点になってようやく3.3億円。100位だと540万円。540万円もらうのでも250万分の1。それだったら、全受験生の200人に1人が入学する東大目指したほうが超楽だ。東大を卒業して終了すれば平均年収700万以上をほぼ着実に期待できるのだから。『フォートナイト』基準だと東大合格の競争倍率 1万2,500倍難しいことになる。

★プロゲーマー稼ぎ方その2:ゲーム実況YouTuber

僕がフォローしてるYouTuberに荒野行動のプロゲーマーがいて、動画視聴回数も100万超が連発したりしている。ゲームが上手なことは当然ながら企画も喋りも面白い。明らかにゲームとは別のスキルが求められる。単にゲームが上手ければ人気とは限らない現実がある。

★プロゲーマー稼ぎ方その3:企業スポンサー

ゲームの世界・日本大会で毎年のように優勝し、ゲームYouTuberとしても大人気の状態であれば、企業スポンサーという道もあるが狙って収入を獲得し続けるためには営業活動が必須。企業スポンサーを獲得するなど完全にビジネススキルが求められる。単なる引き籠もりがなれる世界ではない現実。

以上、3つの「プロゲーマー」としての稼ぎ方をクリティカルに考察すると、プロゲーマーは巷の就労・ビジネスと比べて、再現性・継続性という面で明らかに乏しい状態。しかも、自分が一生懸命練習して日本一になれたゲームが次の年も大会が行われるかは、ゲーム自体の人気に委ねられるためプロの活動としては不安定すぎる。プロスポーツよりも継続性という部分では希薄感強い。

独身引き籠もり&ニート的にアルバイト・パートと兼用しながら「プロゲーマー」になるなら。プロゲーマー単体を職業として見た時、確率的には日本で数人しかまともに家族・自宅・車・子供の教育の選択肢が継続できる生活が見込めないことになる。「5億円ジャンボ宝くじ」に当選するより、低い確率の職業を目指すのはどうなのか?収入の確保という意味では「東大」→「有名上場企業」の方が、遥かに座れる席の数が、1万倍も多いのだから。

◯2,学校の勉強を放棄するリスクを把握

プロゲーマーを目指した場合、子供の頃から「5億円ジャンボ宝くじ」や「ジャニーズ」として活躍するより、再現確率の低いものを狙うことになり、ギャンブル以外の何物でも無いとも言える。

全ゲーム人口の中で、

  • ゲームは1位
  • トークも上手い
  • コミュ力もある

そもそも論で、学校不登校&引き籠もりで「プロゲーマー」にはなれるわけがない現実「プロゲーマー」になりたいからと、中卒・高卒のまま、大人になってまともに生活できるだけ稼げなければ。パート・アルバイトや現場作業員としてのお仕事しか残されていない。「大学卒」できれば元ゲーマーの僕がそうだったように、玩具・ゲームメーカーに正社員として就職する選択肢もある。

僕はゲームは好きだけど、「プロゲーマー」として活躍できるほど上手ではない。しかし、玩具&ゲームのメーカー社員として中国では玩具を売るために、現地企業とコラボでオンラインゲームプロデュース

  • 「もぐらの世界」:2億ユーザー
  • 「三国殺」:1億ユーザー


へと成長(by中国パワー)。

間接的に、僕は子供の頃からの夢「ゲームクリエイター」になる夢を果たすことができたわけだ。『フォートナイト』世界大会 上位入賞された子供たちの発言が興味深い。世界各国のいかなる選手もかかせない事として共通して「学校の勉強」を挙げていたからだ。

大会入賞者たち:「プロゲーマーはずっと続けられる職業でないのでその後のためとして勉強が必須」だということだ。すごく現状を分析できている。なるほど、 逆にそういう子達じゃないと、「世界大会」にまで、来れないわけだ。

ゲームそのものの流行り廃りの影響が大きすぎる「プロゲーマー」一択で「プロゲーマー」を目指してしまうと、失敗した時に選択肢の多くを喪失するが。高校・大学を卒業して、部活感覚でプロゲーマーを目指せば失敗しても、就労して現場から経営まで様々な選択肢はまだ残る。

昭和の時代のプロゲーマーキャラクターハドソンの高橋名人(後の取締役)やバンダイの橋本名人の如く、企業の中から「プロゲーマー」的な 存在になる道も残るのだから。

◯3,プロか?趣味か?見極め方

勘違いしていけないのは、「プロゲーマー」を目指しては ダメと言ってるわけではないし、「ゲームやるな!」と言ってるわけではない。ゲームをプロか?趣味か?を見極め、プロを目指せる考え方や能力を磨き上げることができたとしても、あくまでも、「年収基準」で実現可能かどうか
見極めることが重要という事。

なぜなら、「プロ」だから。ゲーム好きだからといって、「プロゲーマー」になれるわけではない。何のゲームをプレイしても適当なことをやっていたら、プロゲーマーやYouTuberも日本一とか世界上位などになれるわけがない。プロゲマーと言われる人が、どれだけ真剣にゲームに向い毎日のルーチンに取り組んでるか?他の職業と同じである。

むしろ、僕や仲間たちがやって来た就労や会社経営と比べて、「プロゲーマー」は頑張ったあたりの成功確率が非常に低い。賞金付きの大会=一発の試験で合格することで「結果」が求められてしまう。数千万、1?2億プレイヤーいる中で頂点に輝く等、一体どれだけ総合力がいることか?

勉強からも逃げ、学校=社会からも逃げ、逃げて引きこもり続けた人は、結局はゲームからも辛いと逃げてしまうはずだ。「東大」の1万倍以上難しい席に座ることになるのだから。「ファミコン」が発売した後から、ずっとゲームと共に生きる 時間を送った僕も最近でも、外出禁止期間を利用してオンラインゲーム『ビビットアーミー』をプレイしてる。

他にも同時に3つ位スマホゲームを並行的にプレイ。プロではないので自由にゲームを選び、課金するしないも自由。僕にとっては完全に趣味としてのゲームである。

◯『ビビットアーミー』を真剣にプレイする僕

僕がプレイしてる『ビビットアーミー』も登録者数は世界1,000万人超。ゲームの中で出会った「リーダー」が主催してる連盟「がたくた70s」拡大のために僕も頑張ってるが、結局このゲームのプレイヤーたちも、その大多数は、適当にプレイしてる人たち、連盟の中でもその大多数は幽霊部員になってしまっている。

一方で、ゲームの中で熱心に取り組んでいるたちは、

孔明:「組織で強くなりたいですね!」

ランド:「毎日コツコツ頑張りましょう!」

リーダー:「おー!」

僕が所属してる連盟
サーバー: S476
連盟: がたくた70s
僕の名前: koumei
※リーダーキチンとした方

趣味ゲームだからといい加減に取り組む姿勢では、 結局は何やっても成果でない

『ビビットアーミー』
https://is.gd/QUjw45

18歳未満の大事な時期に何もやっていないにも関わらず、大学受験なんかよりももっと競争倍率が高く過酷なプロゲーマーになるなど、逃げたり、適当に取り組んだりする思考と習慣がある方が、果たしてなれるだろうか?「自由」と言って好きなことだけやって、人生が勝手に好転すれば良いけど好転しないのが事実。

プロゲーマーを目指すにしても趣味としてゲームを楽しむにしても、ゲームだけでなく学校の勉強含むその他のことも逃げたり適当に取組むことなく、何をやるにも真剣に取組む思考と習慣を身に着けよう。成功=シアワセの形は人それぞれだけど自らの意思で狙って掴み取れるように!

追伸

子どもたちに本当に残したいのは、子どもたちが自らの力でお花を咲かせ続けられる力。子どもたちから始まる末代に渡って継承する力。

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