実は僕の方が「小心者」で、弟の方が勇気と大胆さがあります

  • 2022.07.28
  • 2022.07.28

実は孔明弟の方が勇気と大胆さがある

兄である僕の方が体格的な先入観から、勇気があり大胆な性格に見られるかもしれません。けれども、現実に起こっていることとしては、孔明弟の方が図太い神経をしていると思います。兄弟の身長は大体同じ位です。しかし、兄である僕の方が、元体育会アメフト7年歴だったこともあり。元筋肉だった物質が贅肉に代わり、体系を形づくっている。

一方で孔明弟の方は、ガリガリで痩せ細り、体重は女性並みに軽いです。かつて従事していた酪農の業界でも、草花に動物クンたちの日々のお世話。そして、引退して専業主夫になった今でも。2人の男の子の子育てをしている。料理、洗濯、掃除、家庭内のことなら何でもこなせます。赤の他人から見れば、誰がどう見ても。兄である僕の方が、勇気があり、大胆な性格であると見えると思います。

けれども、現実は全く逆で。僕の方が圧倒的に「小心者」であり。弟の方が勇気があり大胆な性格をしていると言えます。その理由は?僕はミライに少しでも不安があると、寝付きが悪くなるし、居ても立っても居られない位心配でしょうがなくなります。そのために、メンターを中心に、沢山教わり、沢山勉強をして、必要とあらば、しっかりとアウトプットして、先々に向けて備えようとします。

けれども、弟の方が、毎日その日暮らし的に、基本何もミライのことは考えていない。このままのうのうと生きていった先には、どんなに大変なことが待ち受けているのか?兄である僕から見れば、何も考えていないように見えるのです。確かに今では孔明弟も、専業主夫を行う傍ら。起ち上げた会社法人を経営して、銀行融資でお金を創りながら、プロバイヤー20年歴のミスタロイ直伝の「ロイ式」を行っています。

10年後を見据えた「成長株」もちょいちょい買っているし。会社法人名義で、不動産も所有しています。先日、ROLEXの人気モデルのサブマリーナグリーンも獲得してきました。しかし、これらはすべて、兄である僕がマスターヒロさんから学んで来たことを元に。必要性を訴えて実行を促したものです。仮に僕が何も言ってなければ、未だに何も考えずに専業主夫だけを行っていたと思います。

「小心者」だからこそ「2足のわらじ」

振り返れば、僕は人一倍小心者で、心配症だったからこそ、早期の内に、副業ビジネスにも取り組めていたのだと思います。例えば、僕が新卒採用から12年間勤務していた上場企業。僕の入社年度と同時にちょうど社長が、銀行から来た方に交代。その年を皮切りに、社内で大々的な「大量リストラ」がはじまりました。30代後半、40代、50代の長く会社に忠誠を誓い続けていたベテラン先輩社員たちが。容赦なくバッサバッサと斬られていくのです。

僕たち新人集団を見ていた、主任・係長・課長も、期の途中で全員いなくなってしまいました。この光景を目の当たりにしてしまった僕は。「上場企業に入れば安心・安定を手に入れたことじゃなかったの?」「僕も30代後半になったら、上司、先輩たちのようにリストラされてしまうんのではないか・・・。」眠れなくなるほどの恐怖を感じました。

両親や周りの親族たちを見て。上場企業の社員になれば、右肩上がりの出世・昇進、定年退職に年金・・・・。最も安心・安全な場所であるというイメージがあったので。体育会部活動のような、毎日の地獄の練習も無いし。働くだけで、万単位のお給料を毎月ポンポンもらえるし。ようやく人生の中でユートピアに来れた!と喜んでいたのもつかの間。入社2年目の初めに結婚もして、35年ローンを組んで都内に新築のマンションも購入してしまったのに。。人生における安心・安定の大前提が全て崩壊したのを目の当たりにしてしまったのです。

ピーナッツ程度しかない、僕の小さなハートには、この現実は過酷過ぎました。会社に勤務している最中は、業務に集中して取り組んでいるのですが。アフター5や、休日の時間を活用して。先々の独立を視野に入れた自分でビジネスを起業する道を真剣に模索過ぎたのです。まさに、寝る間も惜しんでというのはこのことを言うのではないか?小心者だからこそ、ミライの自分と家族の安心・安定を勝ち取るために、全力で取り組んだのです。

「大量リストラ」を見ても動かぬ同僚たち

一方で、同じ会社に勤務する、同期入社の方々や、先輩や後輩たちはどうだったのでしょうか?僕が勤務していた企業は、東証一部に上場していたので。部長以上の職位は、全て外部にも公開されています。最新版の人事情報を拝見させて頂くと、「なるほど・・・」やはり数名しか部長の職位に就けていませんし。それ以上の役員待遇の方々は今日時点では皆無です。

それ以外の方々はどこに行ってしまったのでしょうか?少なくとも、起業して成功しているというお話は耳に入ってきません。何代か下に、YouTuberとして大活躍している方が一人いるくらいで。他はどこで何をしているのかは全く分かりません。おそらくは、出世昇進に乗れなかった方は、リストラされてしまっているのではないでしょうか?しかし、彼らも僕と同時期に、全く同じ光景を見ていたはずなのです。

会社に忠誠を誓い、一生懸命働き続けていた先輩・上司社員たちが、ごっそりとリストラされていく惨劇を。みんなも実はコッソリと、副業として起業に勤しんでいるのでは?と思っていましたが、意外とそうではなかったようです。僕から見れば、ものすごく勇気と大胆さがあるなと思います。「明日は我が身」であることを、間近に見ながらも。何も感じなかったのか?または、自分は有能だから、大丈夫だと思っていたのか?小心者の僕には、そんな大それたことはできません。

いつ会社にリストラされても良いように・・・という準備を考えざるを得なかったのですから。僕の場合、結果的には、お仕事の面でのリストラというよりは。副業として起業したビジネスが軌道に乗りすぎてしまい。社内で大々的な「副業バレ事件」で「円満退社」という本末転倒案結果に陥ってしまったわけですが。退社しても、会社からのお給料に一切頼らずとも、生きていけるし、すぐに色々と動ける程度の資金は積み上がっていたので。経済的には、特に何のダメージも無く、スムーズに独立後の新しいライフスタイルに移行することはできました。

本当に大丈夫なのでしょうか?

専業主夫を続けながらも、特に何も焦りを感じていなかった孔明弟・・・。大量リストラを目の当たりにしながらも、副業としてビジネスを起業するなど、対策を講じて来なかった元同僚たち・・・。そして、個別面談などを通して、未だに何も取り組みを開始しようとされない方々のお話。皆さん、一体どれだけ、勇気と大胆さを兼ね備えた、図太い神経と、心臓に毛が生えた状態なのか?ただただ、感心させられてしまいます。

ピーナッツ程度のハートしか無い、「小心者」の僕には、そんな気持ちには到底なれません。今なお「これから10年後」を想定した時に、「ヤバい!僕たちの仕事が無くなる・・・」心配で心配でしょうがない状態なのですから。だからこそ、必死にメンターであるマスターヒロさんに訓えを乞いながら。物分りの悪いポンコツな頭脳を気合で強引に動かしながらも正しい解釈をすべく繰り返し学ぶ。その上で、実行に移す・・・ということを繰り返しているのです。

僕についてきてくれている妻を始めとする家族が毎日安眠できるようにするために。今なお「背水の陣」で臨んでいるのですから、正直余裕など全くありません。まだまだ、成し遂げられていないことも、沢山ある状態なのですから。人生、何もしないには長いかもしれませんが。何かを成し遂げようとするにはあまりにも短すぎる。既に「46オーバー」になってしまう僕としては。毎年のように、老衰によって心身の堅牢性が損なわれて行くことを実感できてしまうし。

僕にはもう猶予はこれっぽっちも残されていないのです。誰がどんな価値観の元、何を追い求めているのか?これは人それぞれ全く異なりますので、僕からは「こうすべきだ・・・」と、強制も強要もすることはできませんが。本当に自分は「これから先10年間生き残れるのか?」今一度考えてみてはいかがか?とは思います。本当に安心・安定は掴み取れる状態なのか?自分には残りの人生で成し遂げたいことは無いのか?