「好きで得意」な「◯◯だけ」に取り組むことの危険性
- 2022.01.18
- 2022.01.18
大富豪一族マスターヒロさん直伝の「帝王学」0歳〜18歳の英才教育論のコミュニティを通して学ぶ目的は。学歴だけ、スポーツ、芸術だけの特技だけ、というような、偏った大人になるのではなく、「どんな分野でも 活躍でき得る状態」を構築することです。
なぜなら、子どもたちが、「何かだけ」に特化して、他が全部ダメダメになってしまうと。たまたまの偶然で、得意なところとお仕事が合致していれば、波に乗って、活躍できるかもしれませんが。そうでない場合は、全く活躍できない状態に陥ってしまうからです。
目次
典型的な「好きで得意」だけをやっていた我が家
かつては、我が家の場合も、自分の好きなこと・・・趣味や特技の分野のことだけやっていれば良い。という教育方針でした。そもそも、僕が体育会アメフトのスポーツ推薦で三流大学へ。妻は、音楽で音楽大学へ。それぞれ、自分の好きなこと、得意なこと、趣味や特技だけ集中して取り組んで来た学生時代を送り。その延長上で社会人になり、結果的に「何とかなって」しまったからです。
だから子どもたちも、好きで得意なことだけやっていれば、何とかなるんじゃないか?そう、安易に考えてしまっていたのです。だから、娘たちが中学生時代に、好きで得意と言えることを、もっと伸ばしてあげようと。長女が中3の時の進学先として、普通の高校ではなくて、「専門学校」に進学しよう!ということになったわけです。
早期の内から、好きで得意なことの専門性を高めておくことで、社会で活躍するための「武器」となるのでは?という発想です。そのタイミングで、メンターとなったマスターヒロさんから、教わり始めることになったのですが。「好きで得意なところを伸ばすのは良いけれど、それ以外の部分も、最低限で抑えないと!」というお言葉を頂戴しました。
「◯◯だけ」しかできない状態だと、その範囲内で取れるものしか取れない。けれども、たいていその中に良いものが無い。さらには、好きで得意なことだけで社会で活躍しようとしても。スポーツにしても、音楽や美術などの芸術にしても、日本全体でトップ3位高めないと、まともな収入も取れない。と指摘頂き、ハッとさせられました。
確かに、僕が就職して、サラリーマンとして活動していた業界では。アニメ・漫画・・・などの作品と密接に関わっていましたが。日本で漫画家として活躍しようとした場合。日本を代表する78の出版社が発行している主要なコミック誌だけで約90種類あり。漫画家として、第一線で活躍しているのは、たったの2,000人。
しかし、それでもその大多数は、『ワンピース』や『ドラゴンボール』のような大ヒットになることはなく。誰も知らない、売れない漫画家状態のまま連載打ち切りになり終わります。そして、関連会社には、漫画の原作者よりも、上手にキャラクターを描いたり、平面図から、粘土で立体を起こしたりできるような、異常な程優秀なクリエイターたちが、五万といますが。彼らの大多数は、休みなし・・・の重労働のブルーワーカー的な状態。
月収15万、20万位で、ほそぼそと生活している状態です。一流大学を卒業している方々もほんとうに少ない、学歴が無いために、万年一般職なので、将来的に出世・昇進によって、職位が上がったり、年収が上がったりも一切期待できません。老衰や病気によってブルーワーカーとしての職務的な機能を、全うできなくなった瞬間にゲームオーバーです。
当然、年収が低いので、なかなか所帯を持つを持つことができないようで。独身貴族状態の方々がとてもとても多いです。そういう光景を沢山見てきたはずなのに。いざ「我が子」となると、可愛さあまりに全てが都合よく見えてしまい。「好きで得意なことだけを 追求してくれれば・・・」そういう、夢や希望にまみれた発想に陥ってしまっていたのです。マスターヒロさんのお言葉によってその現実に、ハッと気付かされてしまったのです。
好きで得意な「◯◯だけ」の危険性
「勉強だけ」できて、一流大学に合格できれば良いのか?この答えもノーです。世の中には、「勉強だけ」できて高学歴だけど、社会性が無く、コミュ障的な問題を抱え続けることで。就職活動時に、上場企業を何社受けても全く決まらないというパターンも沢山あります。日本の一流大学でさえ・・・たとえば日本の最高峰の東京大学の学生たちでさえ、就職内定率はたったの4割未満なのです。
僕も既に社会人になってから、20年以上が経過しましたが。一流大学卒なのに、社会では全く活躍できない状態の方々は沢山見てきました。では、スポーツ・芸能の世界ではどうなのか?例えば、高年収のスポーツアスリートで言えば、テニスの大坂なおみ選手が、単年で約40億稼ぎました。ご存知の通り、2020年の全米オープン、2021年の全豪オープンを制して、名実ともにテニス階の女王です。同じくテニスの錦織圭選手も39億を単年で稼ぎました。他にも・・・
- 田中将大選手(野球)23億
- ダルビッシュ有選手(野球)21億
- 松山英樹選手(ゴルフ)15億
- 菊池雄星選手(野球)11億
- 前田健太選手(野球)11億
- 石川遼選手(ゴルフ)10億円
- 本田圭佑選手(サッカー)10億円
- 香川真司選手(サッカー)9億円
・・・こういう輝かしいトップアスリートたちの実績を見ると。「スポーツを極めれば、 社会で活躍できるじゃないですか!」という声も聞こえてきそうですが。それでは、それぞれのスポーツの分野でこのレベルまで高められるのは?一体どのくらいのパーセンテージなのか?
「席の獲得確率」を考えると。スポーツに取り組む大多数の方々にとっては、達成経路が無いがゆえに、目標にすらなれないものになってしまいます。サッカー好きで得意だからといって、プロサッカー選手になれる確率は?サッカー人口約450万に対して、プロサッカー選手人数2,000人。(漫画家と同じ。。)
2,000人 ÷ 450万 ≒ 0.04%実際は、プロサッカー選手になれたとしても。上場企業のサラリーマンレベルの年収をもらえるのが、その年のトップ300位(0.0006%)位なものです。その他の多くは、「プロ」と言いながらも実際は、コンビニや居酒屋でバイトをしながら生計を立てて、練習に励んでいます。さらに、プロで有り続けられる期間が短い。多少の個人差はありますが、スポーツ選手の平均寿命は平均で26歳。
普通のサラリーマンが、これから出世・昇進したりで、年収がドンドン上がっていく。。という中で。サッカーのできなくなった元・プロ選手たちは、アルバイト・パートやブルーワーカーしか、道が残されていないのです。一方で、上場企業のサラリーマンでということであれば、300万も席があります。プロサッカー選手の難易度の1,500倍も簡単です。
その上場企業のサラリーマンであれば、26歳から残り60歳までに34年間も社会人として活躍し続けることができます。しかし、元・プロサッカー選手たちは、残り34年間、一体どうやって活躍できるのでしょうか?こういうことは、サッカーに限らず、ありとあらゆるスポーツ・芸能の世界で同じことが起きています。
スポーツ・芸能などの好きで得意なことだけ・・・という道が、どれだけ、険しく厳しいものであり、なおかつ、「潰しが効かない」ものなのか?ほんの少しだけ冷静になって考えれば、見えてくるものがあります。「好きで得意なことだけ・・・」を追求していると、まだ子どもたちが、幼かったり、若かったりする内は、夢や希望に溢れた日常を送れるかもしれませんが。
20代も半ばに差し掛かると、否応なしに「社会の現実」がリアルに見えてきてしまい。自分が限られた範囲の中でしか、動けなくなってしまうことに気付かされます。そして、年月の経過と共に、老衰によって、活躍できる範囲がドンドン狭まってしまい。30代に差し掛かる頃には、「好きで得意系の大多数」が、社会のピラミッド構造の中での、底辺の位置に落ち着くことになる。
これが、社会のピラミッド構造は、「能力順になってない・・・」の根拠ですが。本来、「好きで得意なことを 追求する人生」を送り続けるつもりが。たとえ、嫌いで苦手であっても、生きるためにやむおえず・・・的な選択肢しか無くなってしまうのです。
別に学者や教授を目指すわけではない
好きで得意なこと、「◯◯だけ・・・」・勉強だけ・・・・スポーツだけ・・・・美術・音楽だけ・・・的な子どもの教育が、いかに危険な方針なのか?今なら良く分かります。当然、子どもたちの、好きで得意なことを、とことん伸ばすことは、決して悪くありませんが。
「どんな分野でも活躍でき得る状態」になるための「必要パーツ」とは?これを理解した上で、「好きで得意」なことの、活動を通して、または平行して、「必要パーツ」をどうやって集めていくのか?例えば、嫌いで苦手なことであったとしても、必要ならば、集めて、最低限の状態を構築できるのか?
ここが、「子どもの教育」にとって、重要なことであると、今ならその根拠と共に、理解できるのです。そのお陰で、娘たちも、「好きで得意なこと」は、諦めたり辞めたりすることなしに、その他のパーツを集める取り組みを開始して、3年未満で・・・。例えば、最低限の取り組みとしての「学歴」の部分でも。偏差値45の底辺高校スタートで。偏差値70超の国立大学を目指せる水準になってしまいました。。
娘たちにとっては、勉強は「好きで得意」なことではありません。もしも勉強で「好きで得意」なことだったとしたら、そもそも偏差値45の高校に進学してません、。長女にしても国立大学に進学しても、別に勉強の道を極めて、教授や学者になろうなどとは、一切考えていません。
勉強でトップを目指しているわけではないのです。本当にやりたいことは、いまだに「勉強」以外のところにあります。だから彼女にとっての勉強は、あくまでも「最低限」の「必要パーツ」の一つとしての「学歴」を取る目的だけです。大富豪一族マスターヒロさん直伝の「0歳〜18歳の英才教育」コミュニティでは、こういう学校では教われない本当に大切なことを学びながら、取り組んでいるわけなのです。
追伸・・・
僕たちが、マスターヒロさんから教わった「教育論」とはどんな訓えなのか?その全貌を知りたい場合は、0歳〜18歳の英才教育『ワンチーム』のLINE@コミュニティに登録、まずは毎日1通、1日3分だけ真剣にメッセージを読んでくださいね!きっと日を重ねるごとに、本当の教育論の理解が深まるはずです!
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