石垣で囲まれた1,700坪「真田城」一杯のコーヒーを嗜む『灯火の会』

  • 2021.11.28
  • 2021.11.28

東横線武蔵小杉駅前ロータリーに孔明弟が「フォルクスワーゲン」を運転してやって来ました。予め、タリーズコーヒーで合流していた。テリー、にゅうよく、O崎、僕の4名が車に乗り込みます。向かった先は今年取得した1,700坪の土地。「真田城」です。

「寄居パーキングエリア」で昼食

関越自動車道を走らせて到着したのは、「寄居パーキングエリア」です。世田谷地区から出発したミスタロイの車チームと合流です。ミスタロイ、N川、U君の3名が合流して、8人になりました。

「寄居パーキングエリア」は孔明弟が酪農ブルーワーカー時代に勤務していた養豚場の近くでもあります。ここでのオススメランチは、当然ながら豚肉です。トンカツ、カツ丼、豚丼、生姜焼き、各々好きな豚肉ランチを注文して食しました。

孔明「いや〜ロイさん、ここの豚肉美味しすぎますね!こんなに柔らかいカツ丼ははじめて!」

ミスタロイ「あ・・・ボクは、 カキフライです。。」

きつね色の衣が見えたので、ミスタロイは、とんかつ定食を食べていたのと思ってましたが。確かによくよく目を凝らして見ると、コロコロしているカキフライでした(汗)。と、とにかく、小さめなサービスエリアでしたが食事は美味しく。腹ごしらえはバッチリです。これで、安心して「真田城」に向かうことができます。再び、ミスタロイチームと孔明弟チーム、共に「フォルクスワーゲン」に乗り込み関越自動車道を走らせます。

当時の国防レベル

「穴太衆の石垣」「真田城」に到着しました。何度見ても、素晴らしい石垣の佇まいです。ついついスリスリしてしまいます。

「真田城」の石垣は、単なる見せかけの「張子の虎」ではありません。正真正銘、穴太衆(あのうしゅう)が組み上げた特別な石垣なのです。穴太衆とは、石を詰んで石垣を造る職人。真田幸村などが活躍した時代。戦国時代のお城の石垣を創っていた職人です。

古墳建築などを行っていた石工の末裔とも言われてますが、高い技術を買われて、安土城の石垣を施工したことで、織田信長や豊臣秀吉らによって城郭の石垣構築にも携わるようになりました。それ以降は、江戸幕府にも召し抱えられ、城石垣などを施工するようになったのです。

当時の石垣というのは、今の時代で言うと、「国防情報」でトップシークレット事項です。なので、積み上げ方は穴太衆にしか伝わっていません。皇居の石垣も、大小の岩が適当に並べられているようで。全て計算されて組み立てられた穴太衆の石垣です。穴太衆の石垣は、たとえ大地震が起きても崩れない。

むしろ、大きな揺れによって逆に強固になってしまう。熊本の大地震で、熊本城の石垣の一部が崩れましたが。あれは、後で職人がコンクリートでごまかした部分だけが崩壊し。穴太衆が組んだ石垣部分は、びくともしなかったようです。そして、「真田城」の石垣はなんと100年以上前に穴太衆が組み上げた、本物の石垣なのです。

さすがは100年以上前、県下1、2を争った長者の屋敷後。あちこちに、こだわりが見られますね。現に、「真田城」の石垣も関東大震災に耐えています。つまり、「真田城」の石垣は、当時の「国防レベル」の秘密が隠されており。たとえ関東大震災が訪れようとも、逆に強固に固まる。

現代を生きる僕たちがお金をいくら詰んだところで、再現できないのです。なぜなら穴太衆、平成、令和を経て、多くは途絶えてしまったようで。今は日本にたった一筋の穴太衆しか残っていないとのことです。その石垣を「ロイ式」パーティみんなで石垣をスリスリしながらも、記念写真をパチリ。

斧で薪を割る「武者修行」

孔明「ヤー!トー!ヤー!トー!」掛け声と共に振り上げ、振り下ろすのは、剣道の竹刀ではなく、アウトドア仕様の斧です。「真田城」でやりたかったことはいくつかありましたが。その内のひとつが、格闘系漫画の「武者修行」ではド定番の、斧で「薪割り」です。

始めは肩慣らしで軽めの小さな片手斧を。その次に、10キロ以上ある両手斧を。剣道部時代を思い出して素振りです。両肩、両腕を温めた後で、薪に向かって振り下ろしたところ・・・。「こうめいは まじんのごとく きりかかった!」ミス薪はむなしく薪割り台から落ちた。なんと、外してしまいました。結局、小さく振り上げて落とした方が斧の刃がちゃんと薪に当たって薪が割れました。

物販ビジネスでも、共通していますが。やはり大ぶりはダメですね。肩慣らしの素振りはあまり意味がありませんでした。実は本来なら、前の所有者のおじいちゃんの教えに従って、敷地内にある木を切って「薪を作ろう!」とも考えていたのですが。

木を斬って、薪を作る方法を調べていったところ。怪我なく安全に木を一本斬るだけでもかなり研究が必要ですし。木を斬ることができたとしても、薪づくりには乾燥工程に半年〜1年もかかってしまうとのこと。そこで今回は、まずはゼロイチ初心者コースということで。市販の薪を買って持ってきてしまいました。

木を斬って、薪作成のしたごしらえをする時には、今回のように日帰りではなく。泊りがけで来る必要もありますので。これは、2022年の課題として楽しみにとっておこうと思います。

薪に火を灯す感動

みんなの協力もあり薪を手頃なサイズに切り揃えることができました。「真田城」を入手してやりたかったこと。それは、薪で火を起こすことです。ガスバーナーがあれば簡単に熱源を確保できてしまいますが。「真田城」の雰囲気を十分に堪能するためには、薪を使った火起こしをするのが一番です。

ライターでダンボールに火をつけてしまえば、簡単に薪で火を灯すことができますが。それでもやはり味気ありません。あえて、遠回りをする形で、マグネシウム素材の火打ち石を使って、麻製の着火剤に火をつけてから。ダンボール片に火を移して。薪に火を灯す。薪と薪の間に、空気が通るように立体的に並べていく。という遠回りな「火を育てて行く」やり方を選択しました。

この便利なものがある中でのあえての「遠回り」こそが、「お金持ち」ならではの余裕です。アナログ感漂う方法で薪に火が灯った時には、「お〜!」歓声があがりました。日常生活の中では、「火を付ける」などということは、特別なことではないし、当たり前のことですが。

「真田城」で薪に灯った火は、みんなの心の中で思い出となって灯り続けることでしょう。ちなみに、突然普段は誰もいない「真田城」から煙が昇ると、周りの住民さんたちが驚いて消防署に通報されては困りますので。事前に、弟と一緒に「東京土産」を手にご挨拶と根回しの段取りは終了済みです。

お隣の自営業のご夫婦からは、「ユンボでもなんでも 使ってくださいね!」とおっしゃって頂いていますし。お隣のおばあちゃんからは、手作りの梅干しをもらえました。ご近所の皆さん、よそ者の僕たちを優しく迎え入れてくれてとてもありがたいことです。

淹れたてのコーヒーと薪焼き芋

普段であれば、お湯などは、今どきの電動ケトルを使ってしまえば。1分もあれば沸騰できてしまいます。便利で簡単に・・・これでは、心がドンドン貧しくなってしまいます。一方で、薪を焚べながら火を灯してお湯を沸かそうとすると。一体どうして、こんなにも時間がかかってしまうのでしょうか?

嬉しいことに、全然お湯が沸騰してくれません。こういう待っている間の時間にこそ、「お金持ち」ならではの、時間の余裕というものの大切さを感じることができるわけです。ここの愉しみに識ることができなければ、そもそも、裕福になることの本当の意味も分からないのかもしれませんね。

ミスタロイ「こうやって商品の 写真を撮ると良いよ!」

「灯火の会」薪を焚べながら灯火の柔らかい光を眺めながら。ミスタロイのプロバイヤーとしての物販のレクチャーが行われます。「ロイ式」物販ビジネス用の素敵な写真もいくつも撮れました。「真田城」には、なんと柚子とキュウイがなっていました。

柚子を取ったり、キュウイを取ったり、まるで果樹園に来たキッズのように、オトナの男たちがはしゃいでいます。孔明弟による、草刈り機の操縦方法レクチャーも行われます。さすがは、元酪農系ブルーワーカー10年歴の孔明弟。草刈り機を手にした身のこなしが、かなりプロ感がありました。

孔明弟以外は、僕含めて草刈り機などは生まれてこの方ただの一度も手にしたことも無いシティーボーイたちなので。交代交代で、ぎこちない動きながらも、広大な土地の雑草を刈っていきます。僕も、生まれてはじめて「草刈り機」を使った雑草刈り体験をしたので、夢中になってしまいました。

お金を支払って業者さんに頼んでしまえば、楽して雑草刈りができてしまいますが。あえて自らの手足を使っての草刈りは、愉しいものですね。そうしている間に、ようやくお湯が沸騰しました。コーヒー豆をアナログなコーヒーミルをぐるぐるして粉状に。フィルターに入れて、上から湧きたてのお湯を注いで行きます。

全員分淹れたてのコーヒーが行き渡りました。マグカップを手に乾杯!手間暇かけた一杯のコーヒーを、「真田城」の敷地内でチビチビとすすり飲む。「美味い!」今まで飲んだどんなコーヒーよりも美味しく感じました。この価値プライスレス。

アルミホイルに包まれた「石焼き芋」ならぬ、「薪焼き芋」もそろそろOK。ナイフで切ってみると、なかから黄金色したホクホク状態のさつまいもが。

孔明「アツ、アツ、 フーフー」

フーフーしながらがぶりついてみると、薪の匂いがほんのりついてなんとも言えない美味しさです。ミスタロイもみんなも「うまいうまい」言いながらほうばっていました。今回の「真田城」でのミッションはこれでコンプリートです。

物販大富豪の戦略術で取得した「真田城」

実は1,700坪の石垣に囲まれた「真田城」。自己資金をただの一円も使わずに取得してしまいました。2年前に開始した、ミスタロイ直伝の「ロイ式」の物販ビジネスを、大富豪ファーザー一族直伝会社法人+銀行融資+不動産投資法でレバレッジをかける形で、増大させた資金の一部を使って。

会社法人名義で取得してしまったのです。通常の巷に出回っている不動産投資法とは、全く別の概念からなるものです。しかも、ここまでにたったの2年間しかかからなかったことになります。

孔明「なるほど、 お金持ちというのは、 こうやってなっていくのか・・・」

改めて、御方々直伝の戦略術の凄さを、実感しましたし。「ロイ式」を取り組む仲間たちに対しても、現場にて、背中に実績的な形で、「ロイ式」から始まる先の世界を見せることができたようです。

「真田城で一杯の コーヒーを嗜む『灯火の会』」この「おとなの遠足」を、今後も、孔明弟を中心に、2ヶ月間に1度位の頻度で開催して行くことになりました。春夏秋冬、様々な彩りの「真田城」を仲間たちと共に楽しみたいと思います。