「黄色」からの脱出「攻略法」入手から実行に移す習慣

  • 2020.07.10
  • 2020.07.10

7年間のアメフト生活にサヨナラを告げ、東証一部上場企業に「一般※」就職。(※「スポ薦」じゃないという意味)無事に「社会復帰」できた僕であるが、「初任給」からは、いろいろと引かれて手取りにするとたったの約17万円位。「アルバイト」をまともにしてこなかった僕にとって、人生はじめての安定・安心の収入が入りはじめたわけであるが。この金額は、僕の大きな欲望を満たすにはあまりにも少なすぎた。

孔明:「イチかバチか・・・」「年末ジャンボ」などが発売された時には、嫁さんと一緒に、新橋の一番出る?と噂される場所で、神に祈りながら宝くじを買った。くじ運のようなものは皆無だったようで、300円以外一度も当選したことが無かった。さらには、会社帰りや休みの日などは、ついついパチスロ屋に足が向いてしまうのだった。今考えると、どうしようもない社会人だ。

「パチスロ攻略法」を購入しまくり検証する

典型的な「青色」ゾーンの思考と行動パターンからのスタートだった僕だが。今振り返れば、少しだけ周囲の方々と違った部分があった。それは、「攻略法」にこだわること。「攻略法の入手にお金・時間・労力を使う」というワンステップが必ず入っていたことだった。

例えば「パチスロ」・・・。単に「パチスロ」をやっていただけではなかった。大学生時代、同級生の友達が、新宿歌舞伎町のパチスロで働いていたので、そこから設定変更されるかされないかを教えてもらって、パチスロの勝率を上げたエピソードを、既に語らせて頂いたが。

あの時の感覚も味をシメたこともあり。彼らも卒業して、同じ方法は継続できなかったが。パチスロ専門雑誌を読んで研究をしたり、パチスロ雑誌の中の怪しい広告から、「高額攻略法」を購入したり。当時人気が出てきたばかりの、「ヤフオク」で、「パチスロセット打法」などの、高額「攻略法」を落札購入したり。

儲けるための何かを実行するまえに、「攻略法」にお金を「課金」するという癖がついていた。特に「パチスロ」に関しては、2,000円、10,000円、5万円、10万円・・・かなり色々と購入してしまった(笑)。どちらかと言うと、ただ単に「パチスロ」をやりに行くというよりは。購入した「攻略法」を元に店員さんに怪しいことをしていることがバレないようにドキドキしながら、「攻略法」を「検証」をしに行くという感じだった。

残念ながら、「セット打法」などの類は、ただの一つも「本物」は無かった(爆)。なぜ「本物じゃない」と分かるのか?例えば、レバーを「5秒間」引いて・・・と言っても、孔明:「おいおい、5秒間って、ストップウォッチで計測しても、ピッタリなんて押せないぞ。そもそも5秒の、ゼロコンマどれくらいの誤差までOKなんだよ??」・・・という類の、「インチキ攻略法」が、もっともらしく書かれている。。。

実際やってみる中で、結果がその通りにならないので「インチキ」だと分かってしまうのだ。「ホンモノのパチスロで儲かる攻略法はどこにあるのか?」探し求めて、色々「攻略法」を購入してみたのだが、何一つとして「ホンモノ」には辿り着けなかった。

「後輩」に「攻略法」を再現してもらう

子供時代の僕は、「自分で全クリ&攻略本で完全網羅」した後、学校で同じ話題で語れる友達を見つけて、大抵僕の方が「攻略法」が深いので、教えたり、アドバイスをしていた。そんな時、とても喜んでくれる人が多いので、それ含めてゲームが楽しかったのかもしれない。

それは、会社に入ってからも同じだった。会社で一番下っ端だった時は、ただ学んで自分が実行するだけだったが。会社はじめて「後輩」ができた後からは、再びこの部分に火がついた。僕が「攻略法」を学び、僕が再現したことを、「後輩」に教える。これを、「営業」の分野でも当たり前のようにやりはじめた。

僕に背中に実績の小さかった頃は、僕があまりにも「普通ではないこと」を言うので、「後輩」も半信半疑状態で、導入してくれる方はかなり少なかったが。(もったいない。。。)僕が海外に出て、本社表彰されて以降は、徐々に耳を傾けてくれる方々も増えた。

実際、100%素直に吸収してくれたのは、企画開発から来た女性と、バイヤー出身の女性の2名だけ。どちらも、ダントツのトップセールスになった。その内一人は今なお某外資系企業の営業全体を統括するジェネラルマネージャーになっている。

逆に、社内よりも社外のお客さんが、僕が公開する「攻略法」を素直に聴いてくれることが多く。ここは、サラリーマンの組織の難しいところだと思っていた。ともあれ、

  • 「攻略法」を元に自分が「トップセールス」になる
  • 「攻略法」を伝授して第三者を「トップセールス」にする

この「攻略法」を僕が使いこなしていることを、僕を抜擢してくださったシンガポール人のジェネラルマネージャーと、支社長の上司が見ていて下さり、社内での地位を上げることにもつながった。

さらには、それ以上に会社の外の「副業ビジネス」の世界では、会社の社長よりも多くの報酬をもらうに至ってしまっていた、その「根幹部分」になっていた。

「攻略法」を入手してから実行する習慣

「パチスロセット打法」の「攻略法」を追い求めて、累計何十万円も費やすなど、今考えてみれば、当時の体育会上がりの僕は恐ろしく低レベルな思考の状態だったことが分かるが。今考えれば、あの時の「攻略法」を買う。購入した「攻略法」を実際に自分がトコトン「検証」する。

時として、「僕だから出来ないのか?」ということで、後輩にも「攻略法」をシェアして一緒にパチスロ屋に行って「検証」してもらう。という行為の繰り返しが僕が極めて短期間で「青色→赤色→緑色→橙色→赤色」20代で「修羅」の世界に「キッカケ」になっていたのだと、今となっては分析できる。

なぜなら、「パチスロ」の「攻略法」は、ただの一つも「ホンモノ」の「攻略法」に巡り合うことができなかったが。その後に勤務していた会社の中で始まる「営業」の部分では、「本物」が沢山存在していた。まさにこの行為が僕が「トップセールス」へと生まれ変わるキッカケになっていた。

才能やセンスで商品を売るのではなく、お金・時間・労力をかけて学んだ「攻略法」を元に、実際にやってみる。という繰り返しが。自分の脳力や知識として吸収していくというよりは。お金・時間・労力を費やして「攻略法」そのものを積上げていくイメージ。

「元々体育会上がりのバカな僕が社会で活躍できるわけがない・・・」・・・だから、学んだ「攻略法」を丁寧に再現することだけを考えていた。会社内の上司から学んだだけでなく、「営業」のノウハウを学ぶためにも外部で「課金」をする。「課金」で手に入れた情報は、必ず片っ端から自分が実際に検証してみて。「攻略法」の有効性を全て確かめる。

使えない=再現できない「攻略法」は消去して、使える=再現できる「攻略法」の一部を手元に残す。それを、自分版の『奥義の書』としてまとめていく。この繰り返し。

ちなみに、この習慣はさらに遡れば、幼少期からの「ゲームの攻略本」から来ていて、自分の好きになったゲームは、一度自分で全クリした後、関連「必勝本」が発売されたら片っ端から全て購入。次は「必勝本」に沿って、イベント全網羅アイテム全入手みたいなことを、小学校時代から?中学生時代まで、両親が寝静まった後徹夜でやっていたので。実際は「攻略法」というよりは、「ゲームの攻略本」的なイメージでやっていたのだと思われる。